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『北九州~山口 歴史と大自然の旅』 第1日目②

「どこかにマイル」での北九州~山口の旅、初日の続きです。
小倉駅でのランチの後は、門司方面に向かいます。

駅にいるのですが、移動は一日乗車券を活用して路線バスです。
電車だとすぐなのですが、バスだと結構な時間が掛かります。それでも、景色を楽しみながらのバス旅です。

一時間ほどで、『九州鉄道記念館』に到着しました。

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ここ門司は、九州の玄関口です。この地に九州の鉄道が詰まった博物館がオープンしています。
入場すると、黒光りするSLが展示されています。

それ以外にも、懐かしい特急やブルートレインも展示されており、実際に客車に乗ることもできます。
九州の鉄道の起点を表す「0哩(ゼロマイル)標」も復元されています。

なんとなく子供の頃に見たことがあるような車両たちに出会えて、なんだか懐かしいです。
(さすがに現役時代のSLは見たことがありませんが…)

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館内の展示も充実しています。
特に豪華なのは、九州の名所の中をJR九州の色んな列車の模型が実際に走るジオラマです。

これだけで、ちょっとした鉄道旅行気分を味わうことができます。

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鉄道記念館の後は、「門司港駅」にやってきました。
1914年に創建され、初めて国の重要文化財に指定された駅舎です。(現役ではここと東京駅だけだそうです)

2019年3月に保存修理工事が終了したばかりの美しい姿です。

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この辺りは、『門司港レトロ』地区と呼ばれています。
明治時代から昭和初期にかけて神戸・横浜と並んで「日本三大港」に数えられ、国際貿易の拠点となった町です。

当時のレトロな洋風建築が残されており、ノスタルジックな雰囲気を感じることができます。
また、「バナナの叩き売り」の発祥地とのことで、立派な記念碑も建てられています。

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海沿いを歩いていると、何やら気になるモノ(人?)を発見しました。
門司のローカルヒーロー、愛と正義の使者「バナナマン」です!

実は地元の商店の方が、門司港を盛り上げるために始められたのだそうです。
お隣には新キャラの「バナナマンブラック」もいます。

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関門海峡に面して建つ31階建てのマンションの最上階にある、「門司港レトロ展望室」に登ってみました。
高さ103mからの眺めです。対岸の下関はすぐそこです。

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こちらは関門橋と反対側の眺めです。
門司港駅をはじめとしたレトロ建築物を上から見ることができます。

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もう少しお散歩を続けます。
しばらく歩いていると、目の前で橋が上がり始めました!

「ブルーウイングもじ」という、国内最大級の歩行者専用の跳ね橋です。
奥に見えている高い建物の最上階に、今までいた展望室があります。

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ここからは再びバスに乗り、さらに進みます。
「関門橋」の下でバスを降ります。車で帰省するときには何度も渡った橋ですが、真下から見上げると新鮮です。

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ここには海峡に面した神社があります。九州最北端に鎮座する「和布刈神社」です。
創建は約1800年前の由緒ある神社です。夕日を浴びて輝いています。

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海峡越しのサンセットです。
我が家にとってはやや見慣れた景色ですが、この瞬間はまるで海外にいるような気分になります。

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最後にもう一つ、どうしても訪れたい場所がありました。
それがこちら、『関門トンネル人道』です。

ここから関門海峡を歩いて渡ることができます。しかも、この道は「国道2号線」なのです。

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テレビの特集を見て、前々から一度歩いてみたいと思っていました。
全長780mの海底トンネルを進んでくと、中ほどに県境があります。

海の底で、自分の足で県境を越えるという体験は、おそらくここでしかできないと思います。

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15分程で対岸の地上に出ました。ここは本州・下関です。
日没にギリギリで間に合いました。

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この辺りは「みもすそ川公園」として整備されています。
そして、この小さな公園には関門海峡の歴史が凝縮されています。

平安時代には源平合戦の悲劇の舞台となった「壇之浦」であり、幕末には「下関戦争」の舞台にもなっています。

今では、平知盛、源義経の銅像や、復元された大砲が展示されています。銅像の傍らには大河ドラマで義経を演じた滝沢秀明さん達の手形プレートも設置されており、盛りだくさんです。

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この後は、バスで今宵の宿がある下関駅に移動しました。
これまで帰省等で何度か立ち寄った関門海峡周辺ですが、じっくりと旅をしたのは初めてです。

とても見どころが多く、あらためて満喫することができました。
明日は山口県内の日本海側をドライブする予定です。

~つづく~


『門司港レトロ』のHP

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ふとかつ

Author:ふとかつ
平凡な日々を記録してして自分の変化を再発見したいと思いブログをはじめました。

大好きな旅行、お酒、美味しいもの、料理、主人の趣味に付合い始めた自転車でのポタリング、その他なんでも気になることを徒然なるままに書き留きめていきたいと思っています。

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