『悠久のエジプト・ナイル川紀行』 第7日目② (最終回)
悠久のエジプト・ナイル川紀行、とうとう今回が最終回です。
ランチを終えた後は、一時間ちょっとのドライブで「ダハシュール」という町にやってきました。
砂漠の中に『屈折ピラミッド』が現れました。
クフ王より昔のスネフェル王が建造した初期のピラミッドです。
その名の通り、ピラミッドの角度が途中で屈折しています。この理由は、別のピラミッドが崩れたためとか、王が亡くなったため建造を急いだ、等の諸説があるそうです。

屈折ピラミッドから目を凝らすと、別の崩れたピラミッドが見えます。
これは『黒のピラミッド』と呼ばれています。
今ではほとんど崩れてしまっていますが、黒っぽい色のためにこう呼ばれています。

そして、お隣には形の整った別のピラミッドがあります。『赤のピラミッド』です。
同じスネフェル王によって造られたのですが、こちらは見慣れた形をしています。
正四角錘の形をした、最初の「真正ピラミッド」です。
意外に街中にある3大ピラミッドと違い、広大な砂漠の真ん中にあるので、こちらの方がピラミッドのイメージにピッタリな気がします。

移動の途中には、ナツメヤシの林がありました。
周囲は砂漠ですが、水路の周りにだけ緑があります。木にはナツメヤシの実がびっしりと実っています。

古王国時代の首都として栄えた「メンフィス」にやってきました。
ここでは『メンフィス博物館』という名の屋外展示施設があります。
この横たわる巨大な像は、やはりあの「ラムセス2世」です。高さ(長さ)は10mほどもあるそうです。

ここにもスフィンクスがありました。この顔のモデルも諸説あるようです。
ガイドさんは「ハトシェプスト女王ではないかと思っている」とのことなので、我が家もそう思うことにします。

またまた筋骨隆々とした立像が現れました。もちろん(?)ラムセス2世です。
それにしても、本当に自分の像を造るのが好きなファラオだったのですね。

再びバスに乗り、「サッカラ」の町にやってきました。
こちらでは、ピラミッドの原型を見ることができます。

それが、この『階段ピラミッド』です。
ジェセル王が建築家イムホテプに建造させたもので、当時の主流だった方形の「マスタバ」墓を何段も積み重ねて造られました。

実はこの場所からは、エジプトの主なピラミッドがほとんど眺めることができるのだそうです。
遠くには3大ピラミッド、そして先ほどの屈折ピラミッドや赤のピラミッド、さらには名前は分かりませんが3つのピラミッドが見えています。
たった一日で、これだけの数のピラミッドを見ることができるなんて、本当に夢のようです。

ツアーの予定にはなかったのですが、ガイドさんの計らいで「イデゥット王女」という方のお墓に入場しました。

あまり大きな墓ではありませんが、色彩も残るレリーフを壁一面に見ることができました。
ナイル川の船や魚たちの姿も描かれています。

休憩を兼ねて、カーペット店に立ち寄りました。この辺りはカーペットの産地で数多くの職人を育てる学校がいくつもあります。
質の良さそうなマットが安かったので買おうかと思いました。ところが、エジプトポンドだと思っていた値札が、実際は米ドルでした。
計算しなおしてビックリ!もしも買っていたら大変なことになるところでした…

ついさっきランチを食べたばかりですが、帰国日のため早めの夕食です。
このローカルなレストランで頂きました。お腹が空いていないのであまり食べられなかったのですが、お味は美味しかったです。
面白かったのは、デザートのナツメヤシは目の前の木に登って取ったものがそのまま出てきます。試しに食べてみましたが、渋柿のような味がしました。

ここまで観光スポット一辺倒だったので、お土産らしいお土産が買えていません。
すると、残った時間でショッピングセンターに立ち寄ってくれることになりました。
名前は分かりませんが、この新しいショッピングセンター内にある「カルフール」で、ローカル商品を購入することができました。店内はどこも大混雑で、エジプト人のパワーを感じることもできました。

すべてのスケジュールを終えて、カイロ空港に戻ってきました。
来る前は、正直なところ治安面での不安があったのですが、無事に旅を続けることができました。
感謝を込めて、エジプトビールで乾杯です!!
改めて見ると、左の「サッカラ」のラベルには先ほどの階段ピラミッドが描かれています。どうりで何だか見覚えがあると思ったはずですね。

こうして、我が家のエジプト・ナイル川紀行は無事に終了しました。
念願だったエジプトは、これまで旅した中で一番かも?と思えるほど素晴らしい場所でした。
エジプトブーム到来の予感がする今日この頃ですが、いつかまた我が家も再訪してみたいと思います。
شكرا يا مصر (ありがとう、エジプト)!!
ランチを終えた後は、一時間ちょっとのドライブで「ダハシュール」という町にやってきました。
砂漠の中に『屈折ピラミッド』が現れました。
クフ王より昔のスネフェル王が建造した初期のピラミッドです。
その名の通り、ピラミッドの角度が途中で屈折しています。この理由は、別のピラミッドが崩れたためとか、王が亡くなったため建造を急いだ、等の諸説があるそうです。

屈折ピラミッドから目を凝らすと、別の崩れたピラミッドが見えます。
これは『黒のピラミッド』と呼ばれています。
今ではほとんど崩れてしまっていますが、黒っぽい色のためにこう呼ばれています。

そして、お隣には形の整った別のピラミッドがあります。『赤のピラミッド』です。
同じスネフェル王によって造られたのですが、こちらは見慣れた形をしています。
正四角錘の形をした、最初の「真正ピラミッド」です。
意外に街中にある3大ピラミッドと違い、広大な砂漠の真ん中にあるので、こちらの方がピラミッドのイメージにピッタリな気がします。

移動の途中には、ナツメヤシの林がありました。
周囲は砂漠ですが、水路の周りにだけ緑があります。木にはナツメヤシの実がびっしりと実っています。

古王国時代の首都として栄えた「メンフィス」にやってきました。
ここでは『メンフィス博物館』という名の屋外展示施設があります。
この横たわる巨大な像は、やはりあの「ラムセス2世」です。高さ(長さ)は10mほどもあるそうです。

ここにもスフィンクスがありました。この顔のモデルも諸説あるようです。
ガイドさんは「ハトシェプスト女王ではないかと思っている」とのことなので、我が家もそう思うことにします。

またまた筋骨隆々とした立像が現れました。もちろん(?)ラムセス2世です。
それにしても、本当に自分の像を造るのが好きなファラオだったのですね。

再びバスに乗り、「サッカラ」の町にやってきました。
こちらでは、ピラミッドの原型を見ることができます。

それが、この『階段ピラミッド』です。
ジェセル王が建築家イムホテプに建造させたもので、当時の主流だった方形の「マスタバ」墓を何段も積み重ねて造られました。

実はこの場所からは、エジプトの主なピラミッドがほとんど眺めることができるのだそうです。
遠くには3大ピラミッド、そして先ほどの屈折ピラミッドや赤のピラミッド、さらには名前は分かりませんが3つのピラミッドが見えています。
たった一日で、これだけの数のピラミッドを見ることができるなんて、本当に夢のようです。

ツアーの予定にはなかったのですが、ガイドさんの計らいで「イデゥット王女」という方のお墓に入場しました。

あまり大きな墓ではありませんが、色彩も残るレリーフを壁一面に見ることができました。
ナイル川の船や魚たちの姿も描かれています。

休憩を兼ねて、カーペット店に立ち寄りました。この辺りはカーペットの産地で数多くの職人を育てる学校がいくつもあります。
質の良さそうなマットが安かったので買おうかと思いました。ところが、エジプトポンドだと思っていた値札が、実際は米ドルでした。
計算しなおしてビックリ!もしも買っていたら大変なことになるところでした…

ついさっきランチを食べたばかりですが、帰国日のため早めの夕食です。
このローカルなレストランで頂きました。お腹が空いていないのであまり食べられなかったのですが、お味は美味しかったです。
面白かったのは、デザートのナツメヤシは目の前の木に登って取ったものがそのまま出てきます。試しに食べてみましたが、渋柿のような味がしました。

ここまで観光スポット一辺倒だったので、お土産らしいお土産が買えていません。
すると、残った時間でショッピングセンターに立ち寄ってくれることになりました。
名前は分かりませんが、この新しいショッピングセンター内にある「カルフール」で、ローカル商品を購入することができました。店内はどこも大混雑で、エジプト人のパワーを感じることもできました。

すべてのスケジュールを終えて、カイロ空港に戻ってきました。
来る前は、正直なところ治安面での不安があったのですが、無事に旅を続けることができました。
感謝を込めて、エジプトビールで乾杯です!!
改めて見ると、左の「サッカラ」のラベルには先ほどの階段ピラミッドが描かれています。どうりで何だか見覚えがあると思ったはずですね。

こうして、我が家のエジプト・ナイル川紀行は無事に終了しました。
念願だったエジプトは、これまで旅した中で一番かも?と思えるほど素晴らしい場所でした。
エジプトブーム到来の予感がする今日この頃ですが、いつかまた我が家も再訪してみたいと思います。
شكرا يا مصر (ありがとう、エジプト)!!
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No title
お、シュクランで〆ましたね^^
この階段ピラミッドのある所には行っていないので羨ましい限り。
あ、私が行ったのは25歳位の間違いでした((+_+))
見ていても食事が大分違いますね。
美味しかった食事なんて無かったもの!!
エジプトも少し’まし’になったのでしょう^^
ナツメヤシ(デーツ)は大好きで、国によって美味しさが違うんですよ。
内容たっぷりでエジプトの良い所が見られて良かったですね~。
私もまた行きたくなりました~~~、マジで行きた~~い!!
この階段ピラミッドのある所には行っていないので羨ましい限り。
あ、私が行ったのは25歳位の間違いでした((+_+))
見ていても食事が大分違いますね。
美味しかった食事なんて無かったもの!!
エジプトも少し’まし’になったのでしょう^^
ナツメヤシ(デーツ)は大好きで、国によって美味しさが違うんですよ。
内容たっぷりでエジプトの良い所が見られて良かったですね~。
私もまた行きたくなりました~~~、マジで行きた~~い!!
Re: No title
サラーム様
シュクランって、とても響きが良くて優しい気持ちになれる言葉でした。エジプトで最初に覚えたアラビア語です!
サラームさんが行かれた頃とは変わった部分も多いのでしょうかね。お食事は素朴ながらも美味しい物が頂けました。
ナツメヤシは今回、食べたものがたまたま渋かっただけなのでしょうか。また、違う国でもチャレンジしてみます。
本当に素晴らしいエジプトを満喫することができました。
サラームさんにも再訪の機会があると良いですね!!
今年、大エジプト博物館が完成するので、我が家も再訪したいです。
シュクランって、とても響きが良くて優しい気持ちになれる言葉でした。エジプトで最初に覚えたアラビア語です!
サラームさんが行かれた頃とは変わった部分も多いのでしょうかね。お食事は素朴ながらも美味しい物が頂けました。
ナツメヤシは今回、食べたものがたまたま渋かっただけなのでしょうか。また、違う国でもチャレンジしてみます。
本当に素晴らしいエジプトを満喫することができました。
サラームさんにも再訪の機会があると良いですね!!
今年、大エジプト博物館が完成するので、我が家も再訪したいです。