『悠久のエジプト・ナイル川紀行』 第2日目②

悠久のエジプト・ナイル川紀行、旅の二日目の途中です。
王家の谷の見学の後、アラバスター店での休憩を終えて、次の目的地に向かいます。

『ハトシェプスト女王葬祭殿』です。
入場チェックを終え、またトラムに乗って進んでいくと、壮大な建造物が姿を現します。

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3つの段違いのテラスを2つの傾斜路で結び、背後にそびえる断崖絶壁までが一体化した神殿建築の最高峰です。

夫のトトメス2世が早くに亡くなったため、幼少でトトメス3世がファラオの地位につきました。義理の母であるハトシェプストは摂政となり、やがて女王として即位して、共同統治を行ったそうです。

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以前から写真等で見たことがあり、一度生で見てみたいと思っていた場所です。
ホルス神が飾られた階段を登って、内部を見学してみたいと思います。

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テラスの柱には、ハトシェプスト女王の立像がズラリと並んでいます。
異例の女王となったため、彼女は公的な場では男装し、あごに付け髭を付けていたと言われています。

相当な苦労があったことでしょう・・・

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最上段まで上がってきました。内部に入れるようです。
さっそく入ってみます。

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葬祭殿の中でも最も神聖な、「至聖所」の内部です。
壁画には、まだ一部色が残っています。そして、天井には星空が描かれています。

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さらに一番奥です。特に何も置かれていませんが、なんとなく厳かな空気は感じます。
ちなみにこの建物は葬祭殿であって、お墓ではありません。

お墓は、先ほど訪れた王家の谷にあり、女王のミイラはカイロ博物館に置かれています。
(こちらは後日訪れます)

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あらためて下段も含めた内部の装飾を見てみましょう。
これはオシリス神に供物を捧げているハトシェプスト女王のレリーフです。

ところが、女王がいるべき部分がきれいさっぱり削り取られています。これは彼女の死後に、義理の息子トトメス3世によって行われたそうです。

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これ以外にも多くの装飾を見ることができます。
右上のレリーフは、南北エジプトそれぞれの象徴である「蓮」と「パピルス」を中央で結びあっています。これは南北エジプトを統一したことを表しているそうです。

左下のアヌビス神との対面でも、やはり女王は削り取られています。

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脇の方には、「ハトホル女神」を祀った神殿も残されています。
愛と幸運の女神、とのことなので、しっかりとお参り?させていただきました。

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最後にテラスの上からの眺めです。改めてスケールの大きさを感じます。

奥のほうの色が違って見えている部分は、ナイル川沿いの緑です。
砂漠地帯のエジプトに、いかにナイル川の恵みがあるかを実感することができます。

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バスで少し移動し、『メムノンの巨像』に立ち寄りました。
広大な平野に、高さ約20mの巨像が2体残されています。

アメンホテプ3世というファラオの像なのですが、ギリシャ神話の英雄の名前で呼ばれるようになっています。

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これにて、エジプト到着の初日の観光は終了です。
いよいよ今夜から4泊を過ごすクルーズ船にチェックインです!

~つづく~
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テーマ : 海外旅行記
ジャンル : 旅行

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No title

このハトシェプスト女王葬祭殿って、以前に観光客を襲った銃撃事件があったところじゃなかったですかね。。。
エジプトって怖い?っていう想像をする時、ニュースの映像とかが浮かんでくるのですが、こちらの記憶です。。。違うところかな?
ツーリストポリスも一緒だし、今はすっかり落ち着いているのですね。私も本当に行ってみたい!
星空の天井とか鮮やかな壁画を間近で見られるなんてとても貴重な経験されて素敵です♪

No title

OH!行かれましたか、エジプトへ!!
懐かしいなぁ~、社会人になって貯めたお金で初めて行った海外がエジプトでした。
現地ガイドさんは大阪外国語大学に留学していたというエジプトの方で
とても流暢な日本語で解説してくれたっけ。
お酒NGやらカメラNGだの大丈夫だのコロコロ変わるのはそういう国だと思えば別に・・なんですよ(笑)。
ツタンカーメンのミイラが置いてあるなんて、見てみたいなぁ。
私の頃はそんなの無かったですから。
ハトシェプスト葬祭殿はすごーく暑かった記憶が・・
太陽遮る建物が葬祭殿しかないんだもの。。

遺跡の凄いところは当時の色がそのまま残っているところです。
今でも感動しちゃうだろうなぁ。
ナイル川をクルーズって羨ましい。
静かな流れのナイル川。気持ち良かったはずですが、どうでしたか?
この先も楽しみ~~💛

Re: No title

EkaterinaYoghurt 様

そうなんです。97年に起きた「ルクソール事件」のまさにその場所です。今ではツーリストポリスも一緒ですし、入り口には軍の装甲車が待機してて、ものものしいですが頼もしいです。
現地のガイドさんも、「最近になって、ようやく日本人が戻ってきてくれた」とおっしゃっていました。心配が全くないとは言えませんが、間違いなくお勧めの旅先です。エカテリーナさんにも機会があるといいですね!

Re: No title

サラーム様

こんばんは。結構迷いましたが、思い切って行ってみて本当に良かったです!
今回のガイドさんはカイロ大学のご出身で、日本語ペラペラの方でした。(小池知事がOGだとの話題もありました)
ご存知の通り、エジプトは本当にすぐにルールが変わるのだそうです。おかげさまで謎のスマホ撮影OKルールには助けられました。王様のミイラはほとんどがカイロ博物館なのですが、ツタンカーメンだけはポツンと残されています。こちらも以前は絶対撮影禁止だったみたいです。
それにしても、本当に暑かったです!我が家は探検隊みないな格好で、日差しを完全防備して臨みました。
ナイル川のクルーズは、とても快適でした。コツコツ記事にしていくので、楽しみにしてくださいね!!

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ふとかつ

Author:ふとかつ
平凡な日々を記録してして自分の変化を再発見したいと思いブログをはじめました。

大好きな旅行、お酒、美味しいもの、料理、主人の趣味に付合い始めた自転車でのポタリング、その他なんでも気になることを徒然なるままに書き留きめていきたいと思っています。

※当ブログはリンクフリーです。

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