『春のカンボジア 遺跡巡りの旅』 第2日目①
- 2017/04/30
- 17:25
春のカンボジア遺跡巡りの旅、二日目の朝です。
今日は一日、フルに遺跡観光の予定です。朝食を手早く済ませ、お迎えの車に乗って早速出発です。
まず最初に向かうのは、『アンコール・トム』です。
アンコール・トムはアンコール朝の最盛期に建造された城塞遺跡群で、クメール語で「大きな街」を意味しているそうです。まずは「南大門」から遺跡にアクセスします。
砂岩で造られた門の高さは約25mあり、縦3mに及ぶ観世音菩薩の顔が四面に彫られています。手前の橋の上には約130mにわたって神々の像が並んでおり、壮観です。

遺跡の入口には、建設当時の模型が展示されています。
石材に四つの穴を開けて、ロープで縛った木を差し込んで持ち上げていたようです。梃子の要領で固定されるようで、試してみると簡単に持ち上げることができます。

それでは、アンコール・トムの中心部『バイヨン』に向かいます。
城壁内の中心に鎮座するバイヨンは、世界の中心とされる「須弥山」を象徴しているそうです。

まずは「第一回廊」の壁面レリーフを見学します。
クメールの伝説に基づく、様々な場面が壁一面に刻まれています。こちらはシェムリアップにあるトレンサップ湖での水上戦の様子です。

それでは内部に進んで行きます。
「第二回廊」に入ると、屋根がきれいに残されています。12世紀末に建造されたそうですが、とても良い状態に保たれているようです。

上段のテラスに入ると、中央祠堂を囲む周囲には観世音菩薩の顔が刻まれた四面仏塔が林立しています。これこそ、アンコール・トムの象徴的な光景といったところでしょうか。
なんとも穏やかで美しいお顔で、眺めていると心が癒されます。

やはり心が癒されたのか、傍らでは猫ちゃんが瞑想中です。
東南アジアの遺跡には、なぜだか猫が似合いますね。

バイヨンの見学を終えて道に出たところで、象さんに乗って遺跡巡りをするツアーに出会いました。
ガイドさんから「おとなしいから、触ってみて」と言われたので、おそるおそる撫でてみました。ザラッとした、象さんらしい?手触りでした。

アンコール・トム内の遺跡巡りは続きます。今度は『バプーオン』です。
バプーオンとは「子隠し」という意味です。変な名前ですが、かつてシャムから王子を守るためにこの寺院に匿ったという伝説があるのだそうです。

急な階段を使って、テラスの上部まで登れるようです。
ガイドさんから「結構大変ですが、登りますか?」と聞かれましたが、他の皆さんは迷わず登ると答えました。
ついつい釣られて我が家も登ってみることになりました。

かなり大変でしたが、上からの眺めは格別です。
ちなみにガイドさんは下で待っているそうです。こんな絶景も、毎日だとさすがにお腹いっぱいなのでしょうか。。。

この辺りからは王宮跡のエリアに入ります。
こちらは王様が儀式を行うための神聖な場所、『ピミアナカス』です。三層のピラミッド型の寺院です。

こちらは「象のテラス」、王宮前広間に面して約300mも続くテラスです。
ご覧のような立派な鼻が特徴の、象さんのレリーフで飾られています。

とても充実したアンコール・トムの見学を終えると、もうお昼です。さっそくランチの会場に向かいます。
「イートアット・クメール」という名前の、ツアーご用達のレストランにやってきました。

歩き回ったのでお腹ペコペコ喉カラカラです。まずはビールで喉を潤します。少し中華風のカンボジア料理が次々に運ばれてきました。香辛料控えめで、美味しく頂きました。
デザートには、名物のカボチャプリンが出てきました。カボチャはカンボジアから日本に入ってきたそうです。「カンボディア」が「かぼちゃ」と呼ばれている由来のようです。

食事の後は、『アンコール国立博物館』を見学します。
旅先では必ず博物館を訪れる我が家なので、これはうれしい組み合わせです。日本語のイヤホンガイドが付いていて、じっくりと見て回ることができました。

午後の一番暑い時間帯を、冷房が効いた館内で過ごすことができて助かりました。
この後は、いよいよアンコールワットの見学に向かいます!!
~つづく~
今日は一日、フルに遺跡観光の予定です。朝食を手早く済ませ、お迎えの車に乗って早速出発です。
まず最初に向かうのは、『アンコール・トム』です。
アンコール・トムはアンコール朝の最盛期に建造された城塞遺跡群で、クメール語で「大きな街」を意味しているそうです。まずは「南大門」から遺跡にアクセスします。
砂岩で造られた門の高さは約25mあり、縦3mに及ぶ観世音菩薩の顔が四面に彫られています。手前の橋の上には約130mにわたって神々の像が並んでおり、壮観です。

遺跡の入口には、建設当時の模型が展示されています。
石材に四つの穴を開けて、ロープで縛った木を差し込んで持ち上げていたようです。梃子の要領で固定されるようで、試してみると簡単に持ち上げることができます。

それでは、アンコール・トムの中心部『バイヨン』に向かいます。
城壁内の中心に鎮座するバイヨンは、世界の中心とされる「須弥山」を象徴しているそうです。

まずは「第一回廊」の壁面レリーフを見学します。
クメールの伝説に基づく、様々な場面が壁一面に刻まれています。こちらはシェムリアップにあるトレンサップ湖での水上戦の様子です。

それでは内部に進んで行きます。
「第二回廊」に入ると、屋根がきれいに残されています。12世紀末に建造されたそうですが、とても良い状態に保たれているようです。

上段のテラスに入ると、中央祠堂を囲む周囲には観世音菩薩の顔が刻まれた四面仏塔が林立しています。これこそ、アンコール・トムの象徴的な光景といったところでしょうか。
なんとも穏やかで美しいお顔で、眺めていると心が癒されます。

やはり心が癒されたのか、傍らでは猫ちゃんが瞑想中です。
東南アジアの遺跡には、なぜだか猫が似合いますね。

バイヨンの見学を終えて道に出たところで、象さんに乗って遺跡巡りをするツアーに出会いました。
ガイドさんから「おとなしいから、触ってみて」と言われたので、おそるおそる撫でてみました。ザラッとした、象さんらしい?手触りでした。

アンコール・トム内の遺跡巡りは続きます。今度は『バプーオン』です。
バプーオンとは「子隠し」という意味です。変な名前ですが、かつてシャムから王子を守るためにこの寺院に匿ったという伝説があるのだそうです。

急な階段を使って、テラスの上部まで登れるようです。
ガイドさんから「結構大変ですが、登りますか?」と聞かれましたが、他の皆さんは迷わず登ると答えました。
ついつい釣られて我が家も登ってみることになりました。

かなり大変でしたが、上からの眺めは格別です。
ちなみにガイドさんは下で待っているそうです。こんな絶景も、毎日だとさすがにお腹いっぱいなのでしょうか。。。

この辺りからは王宮跡のエリアに入ります。
こちらは王様が儀式を行うための神聖な場所、『ピミアナカス』です。三層のピラミッド型の寺院です。

こちらは「象のテラス」、王宮前広間に面して約300mも続くテラスです。
ご覧のような立派な鼻が特徴の、象さんのレリーフで飾られています。

とても充実したアンコール・トムの見学を終えると、もうお昼です。さっそくランチの会場に向かいます。
「イートアット・クメール」という名前の、ツアーご用達のレストランにやってきました。

歩き回ったのでお腹ペコペコ喉カラカラです。まずはビールで喉を潤します。少し中華風のカンボジア料理が次々に運ばれてきました。香辛料控えめで、美味しく頂きました。
デザートには、名物のカボチャプリンが出てきました。カボチャはカンボジアから日本に入ってきたそうです。「カンボディア」が「かぼちゃ」と呼ばれている由来のようです。

食事の後は、『アンコール国立博物館』を見学します。
旅先では必ず博物館を訪れる我が家なので、これはうれしい組み合わせです。日本語のイヤホンガイドが付いていて、じっくりと見て回ることができました。

午後の一番暑い時間帯を、冷房が効いた館内で過ごすことができて助かりました。
この後は、いよいよアンコールワットの見学に向かいます!!
~つづく~
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