カナダ旅行の続きです。
カムループスのモーテルで目覚めた後は、一路アルバータ州の
『ジャスパー国立公園』を目指します。
今回ドライブしたバンクーバーからカムループスを経て、ジャスパーへ向かう道は
「ビーバー街道」と呼ばれています。
その名の通りビーバーが生息しているそうですが、残念ながら出会うことはできませんでした。
いよいよカナディアンロッキーが近づいてきました。
まずはカナディアンロッキーの最高峰、
「マウント・ロブソン」が前方に現れてきました。
標高3,954mの雄大な姿のはずですが、厚い雲に覆われて下のほうしか見えません。

とうとうジャスパーに到着です。カナディアン・ロッキー観光の北の拠点となる町です。
ジャスパー国立公園は、面積10,878km2のカナダ最大の国立公園で、1907年に国立公園に指定されました。公園入口で入場料を払ったら、いよいよ観光開始です!
まず訪れたのは、
「ピラミッドレイク」です。
観光客もあまりおらず、厳かな雰囲気の美しい湖でした。

公園内をのんびりとドライブしていると、人だかりがありました。
何だろう?と思って、車を停めてみると、なんとブラックベアの赤ちゃんがいました!!
(写真の黒い点です。分かりますか?)

周りの人みんなで盛り上がっていたら、パークレンジャーがやってきて、発煙筒で追い払ってしまいました。
ちょっとがっかりしましたが、下手に人間になついたりすると熊にとっても良くないのだろう、と諦めることにしました。
バンクーバーから長いドライブだったので、ジャスパーの初日は早めに宿に入ることにしました。
今宵の宿は、日本から予約しておいた
「Becker's Chalets」というロッジです。
アサバスカ川のほとりに木製のロッジが並んでいます。部屋の中には暖炉もあって、すばらしい雰囲気です。
キッチンで簡単な食事の支度をして、暖炉の前で美味しいビールで夕食にします。寝室は森に繋がっていてとても静かなロッジです。

翌朝になりました。今日の午前中はトレッキングを行います。
名峰
「マウント・エディスキャベル」の中腹に素晴らしい氷河が見られるとのことで、さっそく歩き始めます。

駐車場の車を置いて、本格的な山道をしばらく行くと眼前に目的の氷河が現れました。
その名も
『エンジェル氷河』です。
天使が翼を広げた姿そのままの、美しい氷河です!

氷河の足元まで降りてみました。時々大きな音を立てて、氷河が湖に落ちていきます。
夏だというのに、湖には氷が浮かんでおり肌寒いです。暑さが苦手な私にはとても良い場所です。

足元にはきれいな高山植物も咲いています。
ところどころにお花畑があって、疲れた体を癒してくれます。

帰り道も雄大な景色です。
雲の合い間から見える、青空が澄み渡っています。

山のトレッキングを終えたら、午後は湖の観光に向かいます。
途中の道で、エルクに出会いました。角がないのでメスのようです。
すぐ脇に停めた車に見向きもせずに、一心に草を食べていました。

次にやってきたのは
『メディスン・レイク』です。
春から夏にかけて、雪解け水が溜まって水かさが増すものの、秋になると水が消えて湖底が見えてしまうという不思議な湖で Disappearing Lake(消える湖)とも呼ばれているそうです。
これだけの量の水が消えてしまうなんて、信じられませんね。

湖の近くには、今度はビッグホーンシープの群れがいました。
ちょうど冬毛から夏毛に変わる最中のようで、なんともみすぼらしい姿で登場です。

ジャスパーでは、少し走っただけで、いろんな動物に出会うことができます。
この後は、
「マリーンレイク」でクルーズを楽しみます。
~つづく~
「Becker's Chalets」のHP
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