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旅の思い出 『スペイン・ポルトガルの旅』 スペイン編③

スペインの旅その3、最終回です。
今日は午前中にセビリア観光を行い、その後マドリッドに戻ります。

ホテルをチェックアウトして、まずは『スペイン広場』に向かいました。(写真がありません!)
そして世界遺産の『セビリア大聖堂』に向かいます。

大聖堂に近づくと、高さ98mの『ヒラルダの塔』がお出迎えです。
以前に建てられていたモスクのミナレットを使い、その上にブロンズの女神像を増設しているそうです。

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こちらが大聖堂です。スペインで最大、世界でも3番目の大きさを誇っています。
1519年に完成していますが、なんと完成までの約100年を要しています!!

当時のセビリア議会では「後世の人がみて、正気の沙汰ではないと思われる大聖堂を造る」と満場一致で決まったそうです。

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いよいよ内部に入ってみます。
まずは窓の巨大なステンドグラスです。とても幻想的な雰囲気を醸し出しています。

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そして圧巻はこれです。
この黄金の祭壇は、世界で最大級の高さ20m、幅13mだそうです。

大きいだけでなく、極めて精巧に造り込まれています。いったい、いくらの価値があるのでしょうか!?

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こちらは、かの有名な『コロンブスの墓』です。
新大陸を発見した英雄にふさわしく、彼の棺を担いでいるのはスペインの四人の王様だそうです。

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次は『ヒラルダの塔』に登ってみました。
この塔はかつてはロバで登っていたそうで、内部は階段ではなく螺旋のスロープになっています。

息を切らせててっぺんに着きました。目の前に素晴らしい眺望が開けました。
手前に見えているのが大聖堂で、その先にあるのが、これから訪れるもうひとつの世界遺産の『アルカサル』です。

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『アルカサル』にやってきました。

アルカサルはアラビア語で「宮殿」を意味します。8世紀に城塞を兼ねた王宮として、イスラム教徒の手で作られました。セビリアがキリスト教徒に奪回されてからは、歴代の王たちにより繰り返し改築が行われたそうです。

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こちらは、『大使の間』の天井です。アルハンブラ宮殿とはまた違った雰囲気ですが、やはりとても素晴らしいです。

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回廊の円柱もやはりアラビア様式です。
細かい文様は、いつまで眺めていても飽きることがありません。

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名残惜しいのですが、これからマドリッドに戻ります。
本当に、今回の旅は今までの中でもダントツの弾丸ツアーです。

セビリア駅からは、スペイン鉄道が誇るスペイン版の新幹線、『AVE』に乗ります!!
時間に正確なのが売りで、乗り心地もよく、日本の新幹線にも引けを取りません。

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2時間半ほどで、今回の旅の出発点、マドリッドのアトーチャ駅に戻ってきました。
この後は、マドリッドの美術館めぐりを行います。

最初は、ピカソの『ゲルニカ』を見ようと思い、『ソフィア王妃芸術センター』に向かいました。
ところが、困ったことに改修工事中で閉館でした。残念です・・・

次に、こちらも有名な『プラド美術館』に向かいました。
ここは、15世紀以来の歴代のスペイン王家のコレクションを展示する美術館です。

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この美術館は、とにかく広いです。
有名なゴヤやエルグレコの絵を眺めて歩きましたが、クタクタになってしまいました。

これで、今回の旅のスペイン編は終了なのですが、もうひとつ大きなイベントがあるのです。
それは、スペイン~ポルトガル間を結ぶ、寝台特急の旅です!!

思えば、セビリアから新幹線でマドリッドに戻り、そこからポルトガルのリスボンに寝台特急で移動するなんて、当時は随分な贅沢をしたものです。

寝台車は個室で、各部屋にトイレとシャワーが付いています。食事は食堂車でのディナーと朝食もセットでした。
ディナーでワインを頂いたので、あっという間に眠りに落ちてしまったため、寝台車の旅をあまり満喫できませんでした。

そして、翌朝にはポルトガルの首都、リスボンに到着しました。

つづく


※写真をほとんど撮っていませんので、この列車を紹介しているHPのリンクを載せておきます。
国際夜行列車『ルシタニア』の紹介HP(地球の歩き方)

『プラド美術館』のHP
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コメント

No title

大聖堂は、確かに値のつけようもないほどの財産ですね。まさに世界遺産。

個人的にはスペインの新幹線にぜひ乗ってみたいものです。

Re: No title

黒田裕樹 様

こんばんは。
世界遺産に限らず、歴史的なものは大切に守っていきたいですね。
新幹線は快適ですよ。スペインの列車は遅れるのが当たり前というのは、過去の話のようで、時刻表通りの運行でした!

ゲルニカ

お早う御座います。

ゲルニカを見れなかったのは残念ですね。

スペインは絵画の名作が多いので好きです。

バスク自治州の都市ゲルニカは、「ゲルニカのオーク」と云うオークの木が、バスク人の聖地になっています。
バスク人にはこの木が自由の象徴になるそうです。
このことはバスク人から直接、私の子供時代に何回も聞かされています。

ピカソはパリ滞在中に、このゲルニカ爆撃を知って、憤怒の感情で一気にこの絵を描き上げたと、私の絵の兄弟子「猪熊弦一郎画伯」は同時期にパリで居たので、そのことを話しておりました。

ゲルニカは私にとって、複数の関係者から話を聞かされ続けていた作品です。

他にも良い作品が多いですね。

No title

こんばんは。
いろんな所を旅していて、楽しいですね~
スペインの大聖堂、私もいつかこの目で見てみたいです。
写真も綺麗で素晴らしいですよ!
海外の寝台車旅行、羨ましいです♪

Re: ゲルニカ

21世紀の浦島太郎 様

こんばんは。
プラド美術館はとても広くて、名画が多くて見て周るのにクタクタになりました。
今回はゲルニカが見れませんでしたが、海外で美術館を回るのは、とても良い時間が持てるので好きなのです。

Re: No title

gootarafc2 様

こんばんは。
旅が大好きなので、普段は旅のために一生懸命に働いてます。
スペインは良いですよ~。人も気候も歴史もグルメもなにもかにも素晴らしいですよ!
寝台特急の旅は風情がありますよ!!

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ふとかつ

Author:ふとかつ
平凡な日々を記録してして自分の変化を再発見したいと思いブログをはじめました。

大好きな旅行、お酒、美味しいもの、料理、主人の趣味に付合い始めた自転車でのポタリング、その他なんでも気になることを徒然なるままに書き留きめていきたいと思っています。

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