『秋の徳島めぐりの旅』 第1日目
去年の秋に引き続き、今年もJALの「どこかにマイル」で旅をしました。
今回の候補は、帯広、三沢、徳島、宮崎の4つで、結果的に徳島が当たりました。
あちこち旅している我が家ですが、意外にも四国をちゃんと旅するのは初めてです。
一泊二日ですが、徳島県を満喫したいと思います!

朝一番の飛行機で羽田を飛び立つと、わずか1時間20分のフライトで、『徳島阿波踊り空港』に降り立ちました。
真新しい空港の入り口には、徳島らしく「阿波踊りの像」が並んでいます。もちろん、踊りながら写真を一枚。

空港でレンタカーを借りて、まずは徳島市内の観光に向かいます。
最初に訪れるのは、徳島市のシンボル『眉山』です。
万葉集にも詠まれた名山の、標高290mの頂上からは徳島市内を一望することができます。

眉山といえば、10年ほど前にさだまさしさんの小説が映画になったなあ、と思い出していると、今でも看板がありました。
松嶋菜々子さんや大沢たかおさんが出演していたようです。一度見てみたいと思います。

ここ眉山にはロープウェイも設けられており、車がなくても気軽に登ってくることができます。
しかも下の山麓駅は、「阿波踊り会館」のビルの中という便利さです。
夜景も素晴らしいそうなので、夜にロープウェイで来てみても良かったかもしれません。

まずは高いところに登って、街の概要をつかむのが、我が家の旅のスタイルです。
山頂から見ると、緑に囲まれた丘が見えました。お城のようです。
ということで、お次は『徳島城』を訪れます。

天守閣等の建物は残されていませんが、博物館があり当時のお城や城下町の様子を見学することができます。ボランティアのガイドの方から丁寧な説明も聞くことができました。
そして国の名勝にも指定されている「旧徳島城表御殿庭園」に入場してみます。

ここは築山泉水庭と枯山水庭園の二つを同時に楽しむことができる珍しい庭園です。
また徳島の吉野川特産の「青石」が随所に使われており、とても見ごたえがありました。

城内の見学の後は、お堀端を通って駐車場に戻ります。
ところがこの堀は、海から近いこともあり淡水魚と海の魚が一緒に暮らしています。
お馴染みの鯉に混ざって、なんとチヌ(クロダイ)がゆうゆうと泳いでいます!

そろそろランチの時間です。徳島名物は数々あるので悩んだのですが、さきほどチヌを見たこともあり、お魚にしたいと思います。
「ふじや蔵本本店」というお店を選びました。

このお店は地場の海鮮料理店(ファミレス?)です。私は日替わり定食、主人は写真(お盆の上下が逆ですね)のふじや定食を注文しました。
新鮮なお魚は身が締まっていておいしいです。天ぷらも熱々さっくりです。地元の方に人気のようでひっきりなしにお客さんが訪れます。メニューには美味しそうな一品料理がたくさんあり、ビールと一緒に味わいたいところです。

昼食の後は徳島市を離れて、少し遠出をします。
徳島といえば、なんといっても『鳴門の渦潮』です。
話には聞いたことがあったのですが、見るのはもちろん今日が初めてです、観潮船ががあるようなので、まずは海上から間近に眺めてみたいと思います。

渦潮を見る船はいくつかでていますが、一番近くから発着する高速船「うずしお汽船」を選びました。
港をでると5分程で鳴門大橋の下に到着します。このあたりは潮がすごい速さで流れています。

満潮時と干潮時の一日二回、ここ鳴門海峡では海流が速くなり、その周辺部で渦潮が発生するそうです。船のデッキから眺めていると、あちこちで大きな渦巻きが発生しては消えてきます!!
キョロキョロしていると、たくさんの渦を見ることができるのですが、写真に撮ろうと思うと意外に難しいです・・・
ようやく一枚、それらしい写真が撮れました。

鳴門海峡を挟んで、瀬戸内海側と太平洋側で満潮時間に差が生じるため、満潮側から干潮側へ海流が発生します。その時、なんと海面に段差が現れるのだそうです。
ガイドさんに言われて目をやると、本当に段差ができています!
まるで川を見ているようで、ある意味では渦潮よりも新鮮な体験です。

鳴門大橋を見上げてみます。
橋の上から、渦潮を見学することができる遊歩道が設けられています。
この後は、そちらにも行ってみるつもりです。

港に戻り、坂道を登って鳴門大橋にやってきました。
ここに先ほど見上げた遊歩道『渦の道』があります。
高速道路の下の部分に設けられた通路を、海峡の上に向かって歩きます。

しばらく歩いて、渦潮の真上にやってきました。海面からの高さは45mです。
帆船型の観潮船が大きな渦の側にいます。まるで「パイレーツ・オブ・カリビアン」のワンシーンを見ているようです。

ここでは、ガラス張りの床から、真下の渦を見ることもできます。
船から臨場感たっぷりに眺めるのもいいですが、広範囲が見渡せるので、ここからのほうが渦自体は良く見えるかもしれません。

先ほど乗った「うずしお汽船」です。渦の近くではエンジンを止めているので、潮流でもみくちゃにされる様子がよく分かります。
現代の船ならまず安心でしょうが、大昔の航海では、さぞかし難所だったことでしょう。

最後に少し離れた位置の展望台から、鳴門大橋と海峡のパノラマを楽しみます。
「お茶園展望台」という、昔の藩主が海峡を眺めるためにお茶屋を建てたという場所です。

海から橋から渦潮を満喫した後は、徳島市内のホテルに戻りたいと思います。
「鳴門スカイライン」という、以前は有料道路だった道を通りました。
島や半島を繋ぐ景色のいいドライブコースです。

この後は市内のホテルにチェックインし、おビアーで乾杯しました。
徳島グルメを満喫しようと思っていたのですが、運転に疲れたのか、主人が酔っぱらって寝てしまいました…
結局グルメは明日に持ち越しです。
明日は、朝から遠出をして、徳島の大自然を満喫したいと思います。
~つづく~
『うずしお汽船』のHP
今回の候補は、帯広、三沢、徳島、宮崎の4つで、結果的に徳島が当たりました。
あちこち旅している我が家ですが、意外にも四国をちゃんと旅するのは初めてです。
一泊二日ですが、徳島県を満喫したいと思います!



朝一番の飛行機で羽田を飛び立つと、わずか1時間20分のフライトで、『徳島阿波踊り空港』に降り立ちました。
真新しい空港の入り口には、徳島らしく「阿波踊りの像」が並んでいます。もちろん、踊りながら写真を一枚。

空港でレンタカーを借りて、まずは徳島市内の観光に向かいます。
最初に訪れるのは、徳島市のシンボル『眉山』です。
万葉集にも詠まれた名山の、標高290mの頂上からは徳島市内を一望することができます。

眉山といえば、10年ほど前にさだまさしさんの小説が映画になったなあ、と思い出していると、今でも看板がありました。
松嶋菜々子さんや大沢たかおさんが出演していたようです。一度見てみたいと思います。

ここ眉山にはロープウェイも設けられており、車がなくても気軽に登ってくることができます。
しかも下の山麓駅は、「阿波踊り会館」のビルの中という便利さです。
夜景も素晴らしいそうなので、夜にロープウェイで来てみても良かったかもしれません。

まずは高いところに登って、街の概要をつかむのが、我が家の旅のスタイルです。
山頂から見ると、緑に囲まれた丘が見えました。お城のようです。
ということで、お次は『徳島城』を訪れます。

天守閣等の建物は残されていませんが、博物館があり当時のお城や城下町の様子を見学することができます。ボランティアのガイドの方から丁寧な説明も聞くことができました。
そして国の名勝にも指定されている「旧徳島城表御殿庭園」に入場してみます。

ここは築山泉水庭と枯山水庭園の二つを同時に楽しむことができる珍しい庭園です。
また徳島の吉野川特産の「青石」が随所に使われており、とても見ごたえがありました。

城内の見学の後は、お堀端を通って駐車場に戻ります。
ところがこの堀は、海から近いこともあり淡水魚と海の魚が一緒に暮らしています。
お馴染みの鯉に混ざって、なんとチヌ(クロダイ)がゆうゆうと泳いでいます!

そろそろランチの時間です。徳島名物は数々あるので悩んだのですが、さきほどチヌを見たこともあり、お魚にしたいと思います。
「ふじや蔵本本店」というお店を選びました。

このお店は地場の海鮮料理店(ファミレス?)です。私は日替わり定食、主人は写真(お盆の上下が逆ですね)のふじや定食を注文しました。
新鮮なお魚は身が締まっていておいしいです。天ぷらも熱々さっくりです。地元の方に人気のようでひっきりなしにお客さんが訪れます。メニューには美味しそうな一品料理がたくさんあり、ビールと一緒に味わいたいところです。

昼食の後は徳島市を離れて、少し遠出をします。
徳島といえば、なんといっても『鳴門の渦潮』です。
話には聞いたことがあったのですが、見るのはもちろん今日が初めてです、観潮船ががあるようなので、まずは海上から間近に眺めてみたいと思います。

渦潮を見る船はいくつかでていますが、一番近くから発着する高速船「うずしお汽船」を選びました。
港をでると5分程で鳴門大橋の下に到着します。このあたりは潮がすごい速さで流れています。

満潮時と干潮時の一日二回、ここ鳴門海峡では海流が速くなり、その周辺部で渦潮が発生するそうです。船のデッキから眺めていると、あちこちで大きな渦巻きが発生しては消えてきます!!
キョロキョロしていると、たくさんの渦を見ることができるのですが、写真に撮ろうと思うと意外に難しいです・・・
ようやく一枚、それらしい写真が撮れました。

鳴門海峡を挟んで、瀬戸内海側と太平洋側で満潮時間に差が生じるため、満潮側から干潮側へ海流が発生します。その時、なんと海面に段差が現れるのだそうです。
ガイドさんに言われて目をやると、本当に段差ができています!
まるで川を見ているようで、ある意味では渦潮よりも新鮮な体験です。

鳴門大橋を見上げてみます。
橋の上から、渦潮を見学することができる遊歩道が設けられています。
この後は、そちらにも行ってみるつもりです。

港に戻り、坂道を登って鳴門大橋にやってきました。
ここに先ほど見上げた遊歩道『渦の道』があります。
高速道路の下の部分に設けられた通路を、海峡の上に向かって歩きます。

しばらく歩いて、渦潮の真上にやってきました。海面からの高さは45mです。
帆船型の観潮船が大きな渦の側にいます。まるで「パイレーツ・オブ・カリビアン」のワンシーンを見ているようです。

ここでは、ガラス張りの床から、真下の渦を見ることもできます。
船から臨場感たっぷりに眺めるのもいいですが、広範囲が見渡せるので、ここからのほうが渦自体は良く見えるかもしれません。

先ほど乗った「うずしお汽船」です。渦の近くではエンジンを止めているので、潮流でもみくちゃにされる様子がよく分かります。
現代の船ならまず安心でしょうが、大昔の航海では、さぞかし難所だったことでしょう。

最後に少し離れた位置の展望台から、鳴門大橋と海峡のパノラマを楽しみます。
「お茶園展望台」という、昔の藩主が海峡を眺めるためにお茶屋を建てたという場所です。

海から橋から渦潮を満喫した後は、徳島市内のホテルに戻りたいと思います。
「鳴門スカイライン」という、以前は有料道路だった道を通りました。
島や半島を繋ぐ景色のいいドライブコースです。

この後は市内のホテルにチェックインし、おビアーで乾杯しました。
徳島グルメを満喫しようと思っていたのですが、運転に疲れたのか、主人が酔っぱらって寝てしまいました…
結局グルメは明日に持ち越しです。
明日は、朝から遠出をして、徳島の大自然を満喫したいと思います。
~つづく~
『うずしお汽船』のHP