『夏の初めの福岡旅行』 第1日目②
夏の初めの福岡旅行、一日目の続きです。
太宰府を訪れた後は、ホテルでビールを飲みながら休憩しました。
日も傾いて涼しくなったところで、お散歩もかねて夕食場所を探しにお出かけします。
天神をしばらく歩いていると、人だかりが目につきました。
この日は7月1日で、偶然ですが『博多祇園山笠』のお祭りの初日でした。
まさに今日から、博多周辺の各所にご覧のような巨大な「飾り山笠」が展示されるようです。
こちらは「十二番山笠 新天町」で、「一杖涕涙安宅関」の義経や弁慶の場面を表しているようです。山笠を見るのは初めてですが、とても豪華できれいです。

公園を歩いていると、少し変わった風景が目につきました。
一見すると木の茂った山のように見えるものは、実は緑化されたビルです。
「アクロス福岡」という名前の、地元では有名な建物のようです。中に入ってみたら、普通の近代的なビルでした。なかなかエコで面白いですね。

少し進んで商店街に入ると、別の山笠が登場しました。「十番山笠 川端中央街」です。
今度は、今はやりの「おんな城主直虎」です。

アップで見てみると、馬に乗った勇ましい直虎の姿が見事に再現されています。
ユネスコ無形文化遺産に登録されたお祭りだけあって、もはや芸術作品と呼べるレベルの仕上がりです。

先ほどは気が付きませんでしたが、裏側にも飾りがありました。「見送り」というそうです。
こちらは地元のテレビ番組の紹介のようです。伝統的なお祭りですが、見送り側は結構カジュアルな内容になっているようです。

どんどん見ていきましょう。次は「十三番山笠 博多リバレイン」にやってきました。
ここでは「湊川之戦い」、馬上の楠木正成が勇壮です。

見送り側は「祝博多の花咲爺」、博多の花咲かじいさんです。
眺めていると、なんともおめでたい気持ちにさせてくれます。

山笠見物でずいぶんと時間が掛かりましたが、ようやく夕食のお店に到着しました。
上川端にある『博多ほてい屋』の本店です。

さすがに九州は日が長く、まだ明るい内から飲むことになりました。
ホテルですでにビールは飲んだので、いきなり焼酎から入ることにしましょう。
米焼酎の中から選んだのは宮崎の「山翡翠」です。すっきりしたボトルでラベルもお洒落な感じです。ロックでいただいてみると、風味が良くてスルスルと進んでしまいます。

評判のお造りをいただきます。玄界灘を持つ福岡だけあってどれも鮮度抜群で美味しいです。丁寧な仕事がされていてサバも美味しく頂きました。

特に気に入ったのが宮崎牛のたたきです。薬味を添えてお口に入れると、牛の旨みがじわっと広がってきます。焼酎とも合います。主人と美味しさに喜び合いながら盃を重ねました。

大満足の夕食を終えましたが、まだ時間はたっぷりあります。
調べてみると、周辺にはまだまだ飾り山笠があるようです。せっかくなのでもう少し見てみることにします。
まずは「八番山笠 上川端通」、こちらのテーマは「決戦俱利伽羅峠」です。
木曽義仲と疾走する火牛が大迫力です。

この見送りには驚きました。なんとスターウォーズです。
題材が日本どころか、宇宙にまで飛躍しています。でも、とても格好いいですね。

この辺りから中州エリアに入りました。いつの間にか周りには、ハイヒールをカツカツ言わせながら出勤するお姉さま方でいっぱいになりました。
そして「一番山笠 中洲流」にやってきました。題材は「奇襲桶狭間合戦」、信長が勇ましいです。

こちらは見送り側も伝統的な題材のようです。
「本能寺の変」で、こちらでは信長が最期を迎えようとしています。
これらの飾り山笠の前には観覧席が用意されており、いろんな方が寛ぎながらじっくりと眺められています。歩きまわっての見物なので、これには助かります。

山笠は設置されたものを眺める「飾り山笠」だけではありません。実際に動かす「舁き山笠」もお祭のもうひとつの主役です。運よく一つだけ見ることができました。
同じく一番山笠中洲流の「一喝百雷如」です。あの達磨大師の一喝の様子だそうです。
7月10日から15日にかけて、これらの舁き山笠が博多の街を練り歩くそうです。

「どこかでマイル」で、偶然訪れることになった福岡ですが、ユネスコ無形文化遺産にも選ばれた伝統のお祭りの初日に訪れることができて、ラッキーでした。
これまでは名前しか聞いたことがなかった「博多祇園山笠」ですが、とても素晴らしいものでした。
さて、明日は朝から郊外へドライブに出かけます。大都市福岡とは違った福岡の自然を満喫したいと思います。
~つづく~
『博多祇園山笠』のHP
太宰府を訪れた後は、ホテルでビールを飲みながら休憩しました。
日も傾いて涼しくなったところで、お散歩もかねて夕食場所を探しにお出かけします。
天神をしばらく歩いていると、人だかりが目につきました。
この日は7月1日で、偶然ですが『博多祇園山笠』のお祭りの初日でした。
まさに今日から、博多周辺の各所にご覧のような巨大な「飾り山笠」が展示されるようです。
こちらは「十二番山笠 新天町」で、「一杖涕涙安宅関」の義経や弁慶の場面を表しているようです。山笠を見るのは初めてですが、とても豪華できれいです。

公園を歩いていると、少し変わった風景が目につきました。
一見すると木の茂った山のように見えるものは、実は緑化されたビルです。
「アクロス福岡」という名前の、地元では有名な建物のようです。中に入ってみたら、普通の近代的なビルでした。なかなかエコで面白いですね。

少し進んで商店街に入ると、別の山笠が登場しました。「十番山笠 川端中央街」です。
今度は、今はやりの「おんな城主直虎」です。

アップで見てみると、馬に乗った勇ましい直虎の姿が見事に再現されています。
ユネスコ無形文化遺産に登録されたお祭りだけあって、もはや芸術作品と呼べるレベルの仕上がりです。

先ほどは気が付きませんでしたが、裏側にも飾りがありました。「見送り」というそうです。
こちらは地元のテレビ番組の紹介のようです。伝統的なお祭りですが、見送り側は結構カジュアルな内容になっているようです。

どんどん見ていきましょう。次は「十三番山笠 博多リバレイン」にやってきました。
ここでは「湊川之戦い」、馬上の楠木正成が勇壮です。

見送り側は「祝博多の花咲爺」、博多の花咲かじいさんです。
眺めていると、なんともおめでたい気持ちにさせてくれます。

山笠見物でずいぶんと時間が掛かりましたが、ようやく夕食のお店に到着しました。
上川端にある『博多ほてい屋』の本店です。

さすがに九州は日が長く、まだ明るい内から飲むことになりました。
ホテルですでにビールは飲んだので、いきなり焼酎から入ることにしましょう。
米焼酎の中から選んだのは宮崎の「山翡翠」です。すっきりしたボトルでラベルもお洒落な感じです。ロックでいただいてみると、風味が良くてスルスルと進んでしまいます。

評判のお造りをいただきます。玄界灘を持つ福岡だけあってどれも鮮度抜群で美味しいです。丁寧な仕事がされていてサバも美味しく頂きました。

特に気に入ったのが宮崎牛のたたきです。薬味を添えてお口に入れると、牛の旨みがじわっと広がってきます。焼酎とも合います。主人と美味しさに喜び合いながら盃を重ねました。

大満足の夕食を終えましたが、まだ時間はたっぷりあります。
調べてみると、周辺にはまだまだ飾り山笠があるようです。せっかくなのでもう少し見てみることにします。
まずは「八番山笠 上川端通」、こちらのテーマは「決戦俱利伽羅峠」です。
木曽義仲と疾走する火牛が大迫力です。

この見送りには驚きました。なんとスターウォーズです。
題材が日本どころか、宇宙にまで飛躍しています。でも、とても格好いいですね。

この辺りから中州エリアに入りました。いつの間にか周りには、ハイヒールをカツカツ言わせながら出勤するお姉さま方でいっぱいになりました。
そして「一番山笠 中洲流」にやってきました。題材は「奇襲桶狭間合戦」、信長が勇ましいです。

こちらは見送り側も伝統的な題材のようです。
「本能寺の変」で、こちらでは信長が最期を迎えようとしています。
これらの飾り山笠の前には観覧席が用意されており、いろんな方が寛ぎながらじっくりと眺められています。歩きまわっての見物なので、これには助かります。

山笠は設置されたものを眺める「飾り山笠」だけではありません。実際に動かす「舁き山笠」もお祭のもうひとつの主役です。運よく一つだけ見ることができました。
同じく一番山笠中洲流の「一喝百雷如」です。あの達磨大師の一喝の様子だそうです。
7月10日から15日にかけて、これらの舁き山笠が博多の街を練り歩くそうです。

「どこかでマイル」で、偶然訪れることになった福岡ですが、ユネスコ無形文化遺産にも選ばれた伝統のお祭りの初日に訪れることができて、ラッキーでした。
これまでは名前しか聞いたことがなかった「博多祇園山笠」ですが、とても素晴らしいものでした。
さて、明日は朝から郊外へドライブに出かけます。大都市福岡とは違った福岡の自然を満喫したいと思います。
~つづく~
『博多祇園山笠』のHP