『箱根旧街道』 ハイキング①
1月に、前から気になっていた『箱根旧街道』のハイキングに出かけました。
以前にテレビに特集で観てから、いつか歩いてみたいと思っていたので、念願の訪問です。
これまで箱根といえば渋滞の記憶ばかりなので、今回はロマンスカーを利用しました。
新宿から乗り込んで、きれいな富士山を眺めながら1時間半ほどで箱根湯本駅に到着です。

今回のコースは、箱根湯本から箱根関所跡までの約9km、所要時間約4時間半の道のりです。
駅のそばの早川に架かる、真っ赤な「あじさい橋」からハイキングのスタートです。

芦ノ湖までの標高差が約700mあるので、結構ハードな登山です。箱根駅伝の、あの「山の神」の区間かと思えば、それもうなずけます。旧街道らしく、道中には古いお寺も点在しています。

道中に「旧箱根街道一里塚跡の碑」が建てられています。
お江戸日本橋から二十二里の地点がここなのだそうです。ゴールまではあと二里以上歩かねばなりません。

旧街道といっても、前半は車道歩きが続きます。見下ろすとホテルのプールがありました。
あまりの寒さに見事に凍っており、アイススケートができそうな感じになっています。

コースの1/3に差し掛かったあたりから、いよいよ本格的な山道が始まります。
「須雲川自然探勝歩道」という名前が付けられているようで、ここから元箱根まで6.2kmです。

旧街道らしい雰囲気のある山道を歩いていると、須雲川を利用した水力発電所に出ました。
小ぶりなダムの向こう側に、名前は分かりませんが箱根の山が姿を見せています。

さて、この辺りからいよいよ上り坂が始まります。道中には、いろんな看板で歴史や豆知識を知らせてくれます。
最初は興味深く読んでいましたが、疲れてくるとだんだん読み飛ばすようになってきました。

箱根旧街道といえば、やはり昔ながらの石畳の道です。一部には、江戸時代のままの石畳が残されています。
風情はあるのですが、意外に石の上は滑りやすいのです。疲れた足で、慎重に進んで行きます。

2時間近く歩いて、ようやく最初のチェックポイント?「畑宿」に辿りつきました。
その名の通り、ちょうど小田原と箱根の間に位置する旧東海道の宿場町です。
実はこちらにバス停があり、湯本から簡単にアクセスできるようです。ここまでバスなら楽だったのにと思ってしまいました。。。

ここ畑宿は、箱根名物の寄木細工の本場のようです。
製作体験ができるお店を覗いてみたところ、なんと箱根駅伝の歴代のトロフィーが飾ってありました!!

ここ畑宿にも、一里塚がありました。
今度は江戸から二十三里と書いてあるので、先ほどの一里塚から4キロほど進んできたようです。
先ほどの掲示によると、ここから箱根宿までは一里八町とありますので、まだまだ先は長そうです。

旧街道は木立の間を進むので、全般的に展望はあまり効きません。それでも所々では素晴らしい眺めを楽しむこともできます。
こちらは「見晴茶屋」の近くです。見事に小田原の町と相模湾を遠望することができました。

どんどん急登が続きます。あまりの苦しさに「どんぐりほどの涙こぼる」と言われた「橿の木坂」や、お猿も滑り落ちてしまう「猿滑坂」、その名もズバリ「追込坂」等、苦しくも楽しい?坂道が続きます。

この道はただ険しいだけではありません。古くからの往来だけにいろんな史跡も残されています。
こちらの「笈の平」で、あの親鸞聖人が東国の教化を終えて京都に戻る途中、付き添ってきた愛弟子とお別れされたとのことです。

さあ、ようやく(我が家の勝手な)第2チェックポイント、『甘酒茶屋』に到着しました。
江戸時代から旅人をもてなし続けているお茶屋さんです。現在はなんと十三代目なのだそうです。

ここの名物は昔から変わらぬ味の甘酒なのですが、お客さんで混み合っているので、雰囲気を味わうだけにしました。
江戸時代の旅人気分を味わった後は、疲れた体に鞭打って芦ノ湖に向けて出発です!!
~つづく~
以前にテレビに特集で観てから、いつか歩いてみたいと思っていたので、念願の訪問です。
これまで箱根といえば渋滞の記憶ばかりなので、今回はロマンスカーを利用しました。
新宿から乗り込んで、きれいな富士山を眺めながら1時間半ほどで箱根湯本駅に到着です。

今回のコースは、箱根湯本から箱根関所跡までの約9km、所要時間約4時間半の道のりです。
駅のそばの早川に架かる、真っ赤な「あじさい橋」からハイキングのスタートです。

芦ノ湖までの標高差が約700mあるので、結構ハードな登山です。箱根駅伝の、あの「山の神」の区間かと思えば、それもうなずけます。旧街道らしく、道中には古いお寺も点在しています。

道中に「旧箱根街道一里塚跡の碑」が建てられています。
お江戸日本橋から二十二里の地点がここなのだそうです。ゴールまではあと二里以上歩かねばなりません。

旧街道といっても、前半は車道歩きが続きます。見下ろすとホテルのプールがありました。
あまりの寒さに見事に凍っており、アイススケートができそうな感じになっています。

コースの1/3に差し掛かったあたりから、いよいよ本格的な山道が始まります。
「須雲川自然探勝歩道」という名前が付けられているようで、ここから元箱根まで6.2kmです。

旧街道らしい雰囲気のある山道を歩いていると、須雲川を利用した水力発電所に出ました。
小ぶりなダムの向こう側に、名前は分かりませんが箱根の山が姿を見せています。

さて、この辺りからいよいよ上り坂が始まります。道中には、いろんな看板で歴史や豆知識を知らせてくれます。
最初は興味深く読んでいましたが、疲れてくるとだんだん読み飛ばすようになってきました。

箱根旧街道といえば、やはり昔ながらの石畳の道です。一部には、江戸時代のままの石畳が残されています。
風情はあるのですが、意外に石の上は滑りやすいのです。疲れた足で、慎重に進んで行きます。

2時間近く歩いて、ようやく最初のチェックポイント?「畑宿」に辿りつきました。
その名の通り、ちょうど小田原と箱根の間に位置する旧東海道の宿場町です。
実はこちらにバス停があり、湯本から簡単にアクセスできるようです。ここまでバスなら楽だったのにと思ってしまいました。。。

ここ畑宿は、箱根名物の寄木細工の本場のようです。
製作体験ができるお店を覗いてみたところ、なんと箱根駅伝の歴代のトロフィーが飾ってありました!!

ここ畑宿にも、一里塚がありました。
今度は江戸から二十三里と書いてあるので、先ほどの一里塚から4キロほど進んできたようです。
先ほどの掲示によると、ここから箱根宿までは一里八町とありますので、まだまだ先は長そうです。

旧街道は木立の間を進むので、全般的に展望はあまり効きません。それでも所々では素晴らしい眺めを楽しむこともできます。
こちらは「見晴茶屋」の近くです。見事に小田原の町と相模湾を遠望することができました。

どんどん急登が続きます。あまりの苦しさに「どんぐりほどの涙こぼる」と言われた「橿の木坂」や、お猿も滑り落ちてしまう「猿滑坂」、その名もズバリ「追込坂」等、苦しくも楽しい?坂道が続きます。

この道はただ険しいだけではありません。古くからの往来だけにいろんな史跡も残されています。
こちらの「笈の平」で、あの親鸞聖人が東国の教化を終えて京都に戻る途中、付き添ってきた愛弟子とお別れされたとのことです。

さあ、ようやく(我が家の勝手な)第2チェックポイント、『甘酒茶屋』に到着しました。
江戸時代から旅人をもてなし続けているお茶屋さんです。現在はなんと十三代目なのだそうです。

ここの名物は昔から変わらぬ味の甘酒なのですが、お客さんで混み合っているので、雰囲気を味わうだけにしました。
江戸時代の旅人気分を味わった後は、疲れた体に鞭打って芦ノ湖に向けて出発です!!
~つづく~