『年越し香港旅行』 第2日目 マカオ編

旅の二日目、大晦日です。日本と違い、こちらでは平日のようです。
今回の旅の日程では、通常のツアーと異なりまる丸四日間の滞在時間が取れます。

それなので、今日は『マカオ』への日帰り旅行に出かけます。
香港からマカオへは船で一時間程度の距離です。上環のフェリーターミナルからターボジェットという高速船に乗ります。
(中国語で「噴射飛航」、分かりやすい訳です)

これが今回の船です。
なんとなく主人が空いている窓口でチケットを買ったところ、ワンランク上の『プレミアジェットフォイル』になりました!

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お客さんは数えるほどしかおらず、通常よりゆったりした席で、朝食とコーヒー、それに新聞のサービスまで付いていました。
実はこの日は寝坊して朝ごはんも食べていなかったので、結果的には助かりました。それに新聞はわざわざ読売新聞を持ってきてくれました。

快適な船旅で、一時間ほどでマカオに到着です。香港とマカオは同じ中国なのですが、それぞれに入出国手続きが必要でした。
ここマカオは旧ポルトガルの植民地で、ヨーロッパ風の教会や町並みが多く、世界遺産が沢山あります。また、カジノのギャンブルでも有名です。
今日はこの両方を楽しみます!

最初はこちら、世界遺産の『ギア灯台とギア教会』です。
マカオ半島で一番高い東望洋山にある灯台と教会です。もともとは要塞だったのですが、1622年に教会、1865年に灯台が建造されました。

ここからはマカオを一望することができ、灯台は今でも現役です。
今までいろんな灯台を見てきましたが、こんなにお洒落で可愛らしい灯台は初めてです!

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マカオの見どころは、狭い範囲に点在しているため、基本的に歩いて観光することにします。
ギア灯台から坂道を下り、そのまま歩いていると、まるでポルトガルに街角に迷い込みました!

このあたりはラザロ地区といい、マカオのキリスト教の聖地だった場所です。今でも当時の雰囲気が十分残っています。

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ラザロ地区を抜けて、再び坂道を登って世界遺産の『モンテの砦』にやってきました。
外敵から街を守るために17世紀にイエズス会の修道士によって造られた砦です。今でも大砲が残されています。
きれいなだけではない、複雑な歴史に翻弄されたマカオの違った一面を見た気がしました。

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砦のすぐ脇にはマカオの顔、旅行パンフレット等に必ず登場する世界遺産の『聖ポール天主堂跡』がありました。
16世紀に建てられた、東洋一の大聖堂だったのですが、火災のためファサード(正面の壁)だけが現存しています。
今年(2009年)は、マカオ返還10周年のため、「熱烈慶賀!」の派手なモニュメントが併設されていました。

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ここにはポルトガル人だけではなくキリシタン禁止のため日本を追われた人たちも深く関わっています。
これは、聖母マリアが「7つの龍の頭を持つ悪魔」を踏みつけている彫像です。実はこの悪魔、日本でキリシタンを迫害した「徳川家康」と言われているそうです。

歴史的背景は理解できますが、こんな姿の家康公に出会うとは、ちょっと複雑な心境です・・・

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ここからはマカオの中心のセナド広場を目指して歩きます。
こちらも有名な世界遺産、『聖ドミニコ教会』です。

今までいろんな教会を見てきましたが、こんなきれいなクリームイエローの壁はここマカオで初めてみました。
ちょっと「お菓子の家」を思わせる可愛らしさです。

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中心地の世界遺産、『セナド広場』に到着です。ポルトガルの熟練工による石畳が美しいです。大晦日だというのにクリスマス飾り付けが残っています。中国圏では旧正月がメインのため、お正月(1月1日)過ぎまでクリスマスの飾りが残るのが普通なようです。

さらに右手の白い建物も、世界遺産『仁慈堂大楼』です。このマカオは、右も左も世界遺産だらけです!!

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歩きまわったのでお腹が空きました。今日のランチはセナド広場で頂くことにします。
これまた事前にチェックしておいた、『黄枝記粥麺店』です。

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ここではワンタン麺が美味しいとのことで、「蝦ワンタン麺」を注文してみました。
スープを一口飲むと、干し蝦の出汁がしっかりと出ていて美味しいです。エビワンタンもプリンプリンの食感で最高でした!

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主人は、今回は坦坦麺を極めるつもりらしく、こちらでも坦坦麺です。

こちらは、メニューには「坦坦麺」とあるのですが、カップヌードルの「チリトマトヌードル」とまったく同じ味だそうです。
不思議な気分ですが、これはこれでとても美味しかったとのことです。

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食事の後は、再び教会巡りの散歩です。徒歩5分程度の間隔で、次々と世界遺産が現れます。
「聖オーガスチン教会」⇒「ロバート・ホー・トン図書館」⇒「ドン・ペテロ5世劇場」⇒「聖ローレンス教会」を次々に観て回りました。

そして、『聖ヨセフ修道院と聖堂』に到着です。

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ここはイエズス会の修道院なのですが、ここにはあのフランシスコ・ザビエルの遺骨が祀られていました。

ザビエルといえば、日本にキリスト教を伝えた人物ですが、当初は遺骨を日本で祀る予定だったのですが、日本のキリシタン禁止令により行き場を失い、最終的にここマカオに安置されることになったそうです。
ここでも歴史の重みを感じました・・・

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さて、気分を変えておやつタイムです!
マカオといえば、ポルトガル伝来の『エッグタルト』が有名です。
行列が出来る店と評判の『マーガレット・カフェ・ナタ』でいただくことにします。

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これが噂のエッグタルトです!焼きたてのアツアツです。甘みを抑えたクリームが絶品です。
主人は2つ、私は1つ頂きました。

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バスに揺られて最後の観光地、世界遺産の『媽閣廟』(マーコッミウ)にやってきました。
ここはマカオ最古の中国寺院で、航海の女神「阿媽」(アマ)を祀っています。マカオという呼び名の由来となったと呼ばれているお寺でもあります。

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お参りを済ませ。昼の部の世界遺産観光は終了です。
これから、カジノで一勝負です!!

バスで『マカオタワー』という高さ338mの展望タワーの脇を通りました。こちらではバンジージャンプが楽しめるそうですが、私は高いところは苦手なので、車窓見学だけにしました。

そして、マカオのもうひとつの顔、カジノの『グランド・リスボア』に到着です!

マカオといえば昔からカジノが有名ですが、近年になりサンズ、ウィン、MGMといったアメリカ資本のカジノが参入してきており、カジノ売り上げが、なんと本家のラスベガスを超えたというニュースを見たことがあります。

そのマカオ資本の老舗カジノ(ホテル)が『リスボア』なのですが、そのリスボアが外資系ホテルに対抗してオープンしたのが、ここ『グランド・リスボア』です。

きらめく球面体の上の蓮の花のデザインのタワーは、斬新で、マカオのいろんな場所から見ることができます。
まさにチャイナパワーの象徴です。

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カジノの中は、日本のデパートくらいの広さがあります。多くの人たちがいろんなゲームに夢中になっています。
意外なことに、掛け金のレートはラスベガスよりも高いです。これが現在の国の勢いの差なのでしょうか・・・?

私達は、「深夜特急」に出てきたサイコロのゲーム「大小」に挑戦しようと思ったのですが、ルールがよく分かりません。
ガイドブックを観ながら参加するのも気が引けたので、以前ラスベガスでやったことがあるルーレットに挑戦しました。
最初は主人が挑戦します。一時いいところまで行ったのですが、あれよあれよという間に掛け金がゼロになってしまいました。

カジノではドリンクは無料です。近くの店員さんに頼むと、テーブルまで持ってきてくれます。ゲームの負けを取り戻そうとビールを注文しました。
ラスベガスだとここでバニーガールが登場なのですが、残念なことに人民服風の制服を着たお姉さんが届けてくれました。

次は私の番です。勝ったり負けたりをしばらく繰り返して、ちょうどとんとんになったところで終わることにしました。
そうです、私はグランドリスボアと互角の勝負を繰り広げて、引き分けに持ち込んだのです!!

最後にちょっとしたハプニングがありました。
マカオへの観光というと、一昔前はいかがわしいイメージがあったものです。

リスボアホテルの回廊に来て見ると、派手な服を来たお姉さん達が次々に歩き回っています。先を一人で歩いていた主人に、その中の一人のきれいなお姉さんがすかさず歩み寄り、なにやら話しかけています。

あたふたして主人が逃げてきました。これがもうひとつのマカオの夜の顔です。
それにしても、若くて可愛らしい子が多かったのが印象的です。主人を見ると、ちょっと嬉しそうにしています。よほど職場では人気がないのでしょうか・・・?

このまま、もう少しマカオを楽しみたいのですが、今日は大晦日です。日付が変わる前に香港に戻りたいと思います。
後ろ髪を引かれつつ、バスでフェリー乗り場に帰ってきました。

香港―マカオ間のフェリーは24時間運航されています。帰りの便はエコノミーにしました。行きと違って満席でした。

楽しかった小旅行を終え、再び香港に入国です。すっかり遅くなったので、フェリーターミナルで夕食をとる事にしました。
日本の有名レストランがあったので、そこで「牛しゃぶ定食」を食べました。

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実はここ、あの『吉野家』なんです!

牛しゃぶ定食は、固形燃料で火を着けて、自分でお肉を入れて食べることが出来ます。完全にファーストフードの概念を無視してしまっていますが、(実際、空席待ちの人が沢山いました)お味のほうはなかなかのものでした。

食事を終え、ホテルに戻ってきたのは、ちょうど夜の11時でした。日本では12時です。急いでテレビを付けると(NHKのBSは見られます)まさに年が変わった時で、「ゆく年くる年」の最中でした。
こちらではまだ一時間あるのですが、ふたりで姿勢を正して新年のご挨拶をしました。

でも大晦日はまだ終わりません。実はこの後は香港名物のカウントダウンイベントに参加します!!
(カウントダウンの模様は次の元日編に書きます)


つづく

テーマ : 香港
ジャンル : 旅行

プロフィール

ふとかつ

Author:ふとかつ
平凡な日々を記録してして自分の変化を再発見したいと思いブログをはじめました。

大好きな旅行、お酒、美味しいもの、料理、主人の趣味に付合い始めた自転車でのポタリング、その他なんでも気になることを徒然なるままに書き留きめていきたいと思っています。

※当ブログはリンクフリーです。

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