旅の思い出 『オレゴンの旅』その2
オレゴンの旅のその2です。
この日は、映画「スタンド・バイ・ミー」の舞台となった町、コッテージグローブから、クレーターレイク国立公園を目指します。
ユージーンから南下すること30分ほどで、コッテージグローブに到着です。
地味な田舎町ですが、ここはかつて「STAND BY ME」のロケが行われた土地との事です。
少年達が、線路沿いの旅を始めた地点です。
観光ガイドにもほとんど触れられていないので、町の商工会議所のようなところによってみました。
係りのおじさんに聞いてみたら、ロケ地巡りのマップをくれました。さっそく巡ってみます。
この写真の橋も、そのままの姿で残されていました。

橋の上から川を眺めてみました。何気ない風景ですが、とってもきれいです。

みんなが旅した線路は、いまではレールが撤去されて遊歩道になっていました。それでも周囲の雰囲気は当時のままです。リバーフェニックスが橋を歩く姿がよみがえってきます。
また、この町では、上に屋根がついた木造の橋が多く見られます。こうすると濡れないので、高価な橋が長持ちするそうです。
これは古いもので封鎖されていますが、実際に車が通っている現役の橋もありました。

本当はもっとゆっくりしたいのですが、先を急がなければなりません。ここからは、今回の旅の目玉であるクレーターレイクに一気に向かいます。
インターステートを50マイルほど南下し、ローズバーグという町から東に向かい、山間部を越えるルートを取ります。
ローズバーグを過ぎたところで、路上の特設サインを見た主人が、突然車を停めました。
「この先、山火事で道路が封鎖、と書いてある!!」
そういえば、朝のニュースで山火事の話題が出ていたような気がしますが、完全に他人事で気にもしていませんでした。まさか、自分達のコース上だったとは・・・
少し手前に町のビジターセンターがあったことを思い出して、とりあえず戻ってみました。
係りの人が迂回路を教えてくれました。ところが、そのどれもがものすごく遠回りです。
まず言われたのが、「ユージーンまで戻って、別の道を行く」。これだと朝の出発点まで戻らなければなりません。次は、「同じくらい南下して、別の道を行く」。こちらもとんでもない遠回りです。
例えると、東京から名古屋に行くのに、東名高速が通行止めになったので、東京に戻って中央道を通るような感じです。(ちょっとオーバーですが)
困っていると、カウンターに手書きのプリントが置いてあります。よく見ると、近くに山越えの林道があり、それを使うとショートカットが可能のようです。でも未舗装路とのこと・・・
そういえば、今回の車は4WDです!
「4WDに乗って、オレゴンの林道で峠越え」、そう考えると急に冒険心が湧き出てきます!
林道に入ると、車1台が通れるだけの幅です。カーナビは付いていませんし、地図にも載っていない道なので、プリントに書いてある4桁の林道の番号だけが頼りです。
山奥で道に迷ったら最後です。必死に林道の番号を数えながら進みます。
どれくらい走ったでしょうか、目の前が開けました。峠に出たようです。
ここからは一本道なのでこれで一安心です。ご覧の通り、ほぼ新車だった車は埃まみれになってしまっていました。

なんとか案内通りに迂回に成功しました。ここからは立派な道を走ります。でも時間をだいぶロスしてしまいました。
今夜はクレーターレイクにあるロッジか、もうひとつの公園内のロッジに泊まるつもりですが、特に予約はしていません。満室だったらどうしよう!?
日暮れ前に何とか湖に到着しました。さっそく「クレーターレイク・ロッジ」に向かいました。受付で尋ねたところ、残念ながら今日は満室とのことです。困りました。
ここで、公園内のもうひとつの宿泊施設の「マザマビレッジ」に電話をしてもらいました。最後の1室が取れました。またまたラッキーです!
お部屋も取れたので安心して湖を眺めます。遠くの山々が夕日に照らされてとてもきれいです。明日は真っ青な湖面が見られるはずです。

翌朝も雲ひとつない快晴でした。さっそく湖に出てみます。
どうですか、このコバルトブルーの水面!!こんなこんなに美しい湖は初めて見ました。

車で湖を一周します。自転車で回っている人たちもいます。湖とはいえ、山の頂上なのでアップダウンが激しく、とても苦しそうです。
これは、「ファントム・シップ」という島です。幽霊船という意味なのですが、とっても可愛らしく見えます。

遠くの山を眺めていると、煙が上がっています。山火事です!

数箇所から煙が上がっています。こちらでは山火事は日常茶飯事で、基本的には雨や雪で自然に消えるまで待つそうです。うーん、日本では考えられませんね。
名残は尽きないのですが、駆け足旅行のため、もう出発です。
これからは、「オレゴンから愛」の舞台に行き、マウントフッド、コロンビア渓谷を経て、ゴールのポートランドへ向かいます。
~さらに続く~
※地図に無い道を通ったので、ルート表示ができません。これは行く予定だったルートです。実際は地図の○から上方のOakridgeという町にショートカットしました。
大きな地図で見る
この日は、映画「スタンド・バイ・ミー」の舞台となった町、コッテージグローブから、クレーターレイク国立公園を目指します。
ユージーンから南下すること30分ほどで、コッテージグローブに到着です。
地味な田舎町ですが、ここはかつて「STAND BY ME」のロケが行われた土地との事です。
少年達が、線路沿いの旅を始めた地点です。
観光ガイドにもほとんど触れられていないので、町の商工会議所のようなところによってみました。
係りのおじさんに聞いてみたら、ロケ地巡りのマップをくれました。さっそく巡ってみます。
この写真の橋も、そのままの姿で残されていました。

橋の上から川を眺めてみました。何気ない風景ですが、とってもきれいです。

みんなが旅した線路は、いまではレールが撤去されて遊歩道になっていました。それでも周囲の雰囲気は当時のままです。リバーフェニックスが橋を歩く姿がよみがえってきます。
また、この町では、上に屋根がついた木造の橋が多く見られます。こうすると濡れないので、高価な橋が長持ちするそうです。
これは古いもので封鎖されていますが、実際に車が通っている現役の橋もありました。

本当はもっとゆっくりしたいのですが、先を急がなければなりません。ここからは、今回の旅の目玉であるクレーターレイクに一気に向かいます。
インターステートを50マイルほど南下し、ローズバーグという町から東に向かい、山間部を越えるルートを取ります。
ローズバーグを過ぎたところで、路上の特設サインを見た主人が、突然車を停めました。
「この先、山火事で道路が封鎖、と書いてある!!」
そういえば、朝のニュースで山火事の話題が出ていたような気がしますが、完全に他人事で気にもしていませんでした。まさか、自分達のコース上だったとは・・・
少し手前に町のビジターセンターがあったことを思い出して、とりあえず戻ってみました。
係りの人が迂回路を教えてくれました。ところが、そのどれもがものすごく遠回りです。
まず言われたのが、「ユージーンまで戻って、別の道を行く」。これだと朝の出発点まで戻らなければなりません。次は、「同じくらい南下して、別の道を行く」。こちらもとんでもない遠回りです。
例えると、東京から名古屋に行くのに、東名高速が通行止めになったので、東京に戻って中央道を通るような感じです。(ちょっとオーバーですが)
困っていると、カウンターに手書きのプリントが置いてあります。よく見ると、近くに山越えの林道があり、それを使うとショートカットが可能のようです。でも未舗装路とのこと・・・
そういえば、今回の車は4WDです!
「4WDに乗って、オレゴンの林道で峠越え」、そう考えると急に冒険心が湧き出てきます!
林道に入ると、車1台が通れるだけの幅です。カーナビは付いていませんし、地図にも載っていない道なので、プリントに書いてある4桁の林道の番号だけが頼りです。
山奥で道に迷ったら最後です。必死に林道の番号を数えながら進みます。
どれくらい走ったでしょうか、目の前が開けました。峠に出たようです。
ここからは一本道なのでこれで一安心です。ご覧の通り、ほぼ新車だった車は埃まみれになってしまっていました。

なんとか案内通りに迂回に成功しました。ここからは立派な道を走ります。でも時間をだいぶロスしてしまいました。
今夜はクレーターレイクにあるロッジか、もうひとつの公園内のロッジに泊まるつもりですが、特に予約はしていません。満室だったらどうしよう!?
日暮れ前に何とか湖に到着しました。さっそく「クレーターレイク・ロッジ」に向かいました。受付で尋ねたところ、残念ながら今日は満室とのことです。困りました。
ここで、公園内のもうひとつの宿泊施設の「マザマビレッジ」に電話をしてもらいました。最後の1室が取れました。またまたラッキーです!
お部屋も取れたので安心して湖を眺めます。遠くの山々が夕日に照らされてとてもきれいです。明日は真っ青な湖面が見られるはずです。

翌朝も雲ひとつない快晴でした。さっそく湖に出てみます。
どうですか、このコバルトブルーの水面!!こんなこんなに美しい湖は初めて見ました。

車で湖を一周します。自転車で回っている人たちもいます。湖とはいえ、山の頂上なのでアップダウンが激しく、とても苦しそうです。
これは、「ファントム・シップ」という島です。幽霊船という意味なのですが、とっても可愛らしく見えます。

遠くの山を眺めていると、煙が上がっています。山火事です!

数箇所から煙が上がっています。こちらでは山火事は日常茶飯事で、基本的には雨や雪で自然に消えるまで待つそうです。うーん、日本では考えられませんね。
名残は尽きないのですが、駆け足旅行のため、もう出発です。
これからは、「オレゴンから愛」の舞台に行き、マウントフッド、コロンビア渓谷を経て、ゴールのポートランドへ向かいます。
~さらに続く~
※地図に無い道を通ったので、ルート表示ができません。これは行く予定だったルートです。実際は地図の○から上方のOakridgeという町にショートカットしました。
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