ローマ 「遺跡巡りの旅」 その5 ~最終回~

いよいよ観光の最終日です。早いもので、明日は日本に帰らなければなりません。

心残りのないように、観光して、ショッピングもして、美味しいものを食べて満喫したいと思います。

これまでに主要な観光地は回っていたので、午前中は見逃していた教会を中心に観光します。その後、一気にショッピングを済ませ、最後は夜遊びの計画です。

まずは、『サン・ジョバンニ・イン・ラテラーノ教会』にやってきました。

ここは、教皇座がヴァチカンの移るまではカトリックの総本山だった、長い伝統と格式を誇る大聖堂です。豪華なファサードが目を引きます。

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教会の内部です。サン・ピエトロよりは若干小さいですが、それでも元総本山にふさわしい豪華さです。

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この教会には回廊がありました。ローマではもっとも素晴らしいと言われる回廊のひとつだそうです。

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次に、もうひとつの教会、『サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂』にやってきました。

西暦365年の夏に、聖母マリアが法王の夢に現われ、「数日のうちに雪が降る地に聖堂を建てよ」というお告げがあり、その奇跡の場所に建てられた教会だそうです。こう暑いと、本当に雪でも降ってほしいものです。

また、この教会はホテルのすぐ近くにあるので、何度も前を通っているのですが、最終日なのでいよいよ内部に潜入します!

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この教会には、なんと「キリストが誕生の際に眠ったかいば桶」の木片が聖遺物として祀られています。

透明の容器に中に、確かに木片が見えます。2000年の時空を超えて、今私たちの目の前にあります!

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荘厳な気持ちになった後は、ランチです。近くにすでに行きつけとなったスーパー「Sma」がありますので、そちらでお惣菜をテイクアウトします。

イタリア名物の、タラのフライとライスコロッケ、それにサラダとワインを購入し、ホテルでゆっくりと食べました。なかなかの味わいです。

休憩の後は、本日の第2ラウンドのショッピングです。これまたホテルに近く、何度も覗いておいた「ローマ三越」に向かいます。

日本と同じ三越マークが出迎えてくれます。

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主人は、「なにもローマまで来て、わざわざ三越に来なくても・・・」とぼやいていますが、やっぱり海外でも日本のデパートが一番です。日本人の店員さんがいるので、細かい質問にも答えてくれます。

それに、イタリアは150ユーロ以上買い物した場合に税金の還付が受けられるのです。こんな内容をイタリア語で説明されてもさっぱりなので、ここはやっぱり三越でしょう。

店内は、オプションツアーの解散場所になっていることもあり、日本人だらけです。一瞬ここは銀座か日本橋か、と思うほどです。

日本人好みの品揃えの三越で、久しぶりに我が家も思いっきり買い物を楽しみました!

いったんホテルに戻り荷物を置いてから、いよいよ最後の観光に出発です。

ここはやはり、お約束ですが「真実の口」に行きたいと思います。テルミニ駅からバスに揺られて、「真実の口広場」にやってきました。

ここはローマ時代の商業の中心地だった場所で、今でも多くの遺跡が残っています。

ここは、『ヴェスタ神殿』です。紀元前2世紀の建築で、ローマに残る大理石の神殿としてはもっとも古いものだそうです。

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そして、道の向こう側に『真実の口』で有名な、『サンタ・マリア・イン・コスメディアン教会』があります。

教会の入場は17時50分までで、ちょうど時間を過ぎたところだったので、中に入ることはできませんでしたが、幸いなことに「真実の口」は建物の外にあり、鉄の柵越しに見ることができました。

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時間内に入場した人たちが順番に口の前で写真を撮っています。撮影料として1組あたり2ユーロ程度かかるそうです。私が以前に訪れた時は無料でした。維持管理にも費用がかかるんでしょうね。

さて、この後は再びコロッセオに向かい、夕暮れのコロッセオを楽しみたいと思います。
バスで再びコロッセオにやってきました。少しずつ日が傾き始めています。

『フォロ・ロマーノ』の遺跡群です。先日とは違う角度から眺めます。

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ちょうどコロッセオとフォロロマーノを眺めることができる高台にバーを見つけました!
テラスに席を取り、冷えたビールを注文しました。これから日没までのわずかな時間をここで過ごしたいと思います。

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こちらはコロッセオです。夕日を浴びて輝いてます。これからどんどん日が暮れていきます。旅の疲れもすべてを忘れて見入ります。

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とうとう夜になりました。夕日からライトアップに変わります。やはり幻想的な姿です。

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夜のコロッセオも、いつまで眺めていても飽くことがありません。昨日電車でであったカナダ人が、一晩中眺めていたということも、今では納得です。

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さて、それでは最後のディナーに向かいます。やはり旅の最後もローマの下町、「トラステヴェレ地区」を再訪します。

トラステヴェレは、真実の口広場から橋を渡ると目と鼻の先です。バスで来た道を戻り、真実の口広場から徒歩で向かいます。

テヴェレ川の橋の上からの眺めです。右手に見えるのはテヴェレ川唯一の島、ティベリーナ島です。この日は映画祭が開催されており、屋外の巨大スクリーンで何かの映画が上映されていました。

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残念なことに、お目当てのお店は夏休みでした。イタリアでは8月はまる1ヶ月休みを取ることが多いそうですが、ここもやはりそうだったようです。

そこで、ガイドブックに載っていた「アイ・スパゲッターリ」というお店に向かいました。
とても広いお店ですが、満席で大変な賑わいです。

ここでは、前菜に魚介のマリネ、カルボナーラ、ビーフステーキと白ワインを頼みました。

まず、カルボナーラです。主人の食べ比べは今日も続いています。

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そしてステーキです。大きくて食べ応えがあります。

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食事を終えて店を出るころは11時を回っていました。前回利用したバスはもう終わっているようです。
それなら、ということでトラムとバスを乗り継ぐことにしました。

乗り換えは、『トッレ・アルジェンティーナ広場』という場所です。実はここはローマの猫の聖地?と呼ばれている場所で、たくさんの猫が住み着いているそうです。

バスが来るまでの間に、私たちも覗いて見ました。そうすると、可愛い黒猫ちゃんがこちらに寄って来るではありませんか!?主人が撫でてやると、ゴロゴロと喉を鳴らして喜んでいます。ちょっとした出会いでしたが、これも嬉しいものです。

バスに乗り、11時半ごろに無事にホテルに到着しました。これで最後の夜も終了です。明日はいよいよ帰国です。

本日の歩数:15,674歩
歩行距離:11.75km


~翌日~

夜が明けました。とうとう日本に帰る日です。
荷物をまとめて10時頃にホテルをチェックアウトし、テルミニ駅に向かいます。
テルミニ駅から空港までは、特急列車を利用しました。

空港で食べたリゾットとパスタが意外にも、とっても美味しかったのが旅の最後の収穫でした!!

飛行機に乗って、お酒を飲んだりしているうちに、あっという間に成田についてしましました。

ローマの歴史を巡る6泊8日の旅は感動のうちにあっという間に過ぎていきました。また、訪れたい課題もできましたので、再訪を夢見て現実に戻ります!!

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ローマ 「遺跡巡りの旅」 その4 ~ナポリ編~

旅の四日目です。今日はローマを離れて、ナポリへの日帰り旅行です。

実はナポリに行くかどうかは、旅の直前まで悩んでいました。ローマの治安が良くないという事は以前も書いたのですが、ナポリはローマに輪をかけて治安が悪いそうです。日本からのツアーでは、基本的にナポリ観光は「車窓見学」だそうです。つまり、危険なので車から降ろさないということです。

迷う私は、『ナポリを見て死ね!』という言葉を思い出しました。

そこまで言われているほどの町なら、やはり行かなければなりません!!
(それに、多いのはスリやひったくりの軽?犯罪で、凶悪犯罪はとても少ないそうです)

昨日のうちにテルミニ駅で、ナポリ行きのチケットを購入しておきました。私たちはイタリア語は全然できないのですが、自動券売機はヨーロッパ各国の言葉が選択できるので、英語を選んで購入しました。

朝7時半頃の特急の2等席に乗り込みました。とても古そうな機関車です。

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特急の席配置は3席×2の対面で、通路は真ん中ではなく片側の端にあります。
窓側の席には欧米人のカップルが座っています。非常に陽気な二人で、席に座るなり話しかけられました。

彼らはカナダから旅行に来ており、17日間でイタリアを周るそうです。私たちは一週間の旅だと言ったら、「短いね」と言われました。17日間なんてうらやましい限りです。

これから賑やかな道中になるのかと思いきや、「コロッセオで朝日を見たので眠い。ナポリに着いたら起こしてくれ」と言い残して、あっという高いびきです。

彼らが荷台に乗せたリュックサックから私の上に砂が落ちてきたところを見ると、昨夜はホテルに泊まらずコロッセオ周辺で夜を明かしたのではないかと思われます。豪快な人たちです。

2時間ほどで列車はナポリ駅に到着しました。駅の周辺には近代的な大きなビルが建っています。思えば、ローマは景観条例のようなものがあるのか、東京にあるようなビルは全然ありませんでした。

ナポリに着いたら、まずはバスと地下鉄の一日券を購入します。幸い地下鉄の乗り場近くにチケット売場を発見しました。さっそく購入します。

一日券は2枚で6.2ユーロです。10ユーロ札で払ったところ、おつりを数えながら返してくれました。妙に小さなコインが混ざっていると思いながらも、切符とおつりを受け取り、窓口を離れました。

しかし数えてみると、50セント足りません!!

これが噂のつり銭ごまかしかと思いました。どうしようかと思っていると、主人は「戻るぞ!」と強気です。それならと窓口に戻りました。もらったおつりを見せながら、日本語で「おつりが足りないんだけど」と言ったら、「おかしいなぁ」と言いながら(イタリア語なので想像ですが)、バレたらしょうがないかと渋々正しい金額を返してくれました。

恐るべしつり銭ごまかし!それにしても100円にも満たない金額をごまかして、どうするつもりなのでしょうか?

これが悪徳チケット売り場です。ナポリに行かれる際はご注意を!
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駅前広場からバスに乗って、目指すは『ヌオヴォ城』です。バスに乗って10分ほどで到着しました。

ヌオヴォ城は「新しい城」の意味で、13世紀にナポリ王カルロ1世が、建築したといわれています。正面に3つの円筒形の塔を持ち、2つの塔の間には白い凱旋門が建っています。

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内部はナポリ市の博物館になっていました。お城の上からナポリ港を眺めます。遠くにポンペイの悲劇で有名な、「ヴェスビオ火山」が見えます。手前には豪華客船が停泊しています。気分はまさに地中海です!!

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次は海岸沿いをサンタ・ルチア港へ歩きます。ナポリ民謡のサンタ・ルチアを思わず口ずさみます
このあたりは砂浜ではないですが、地元の人たちが海水浴を楽しんでいます。水着を持ってくれば良かったと後悔です。こののびのびとしたリゾート感、ローマとはまた違いますね。

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しばらく歩くと、『卵城』が見えてきました。

変わった名前ですが、ノルマン人がこの城を築くにあたって、基礎の中に卵を埋め込み、「卵が割れるとき、城はおろか、ナポリにまで危機が迫るだろう」と呪文をかけたことが城の名前の由来と言われています。

このあたりは、『ナポリ歴史地区』としてローマと並んで世界遺産に登録されています。

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この卵城は無料で開放されており、公園のようになっています。城の上からも素晴らしい眺めが広がっています。

ヴェスビオ火山の反対側の眺めです。こちらもいかにも地中海リゾートといった風景が広がっています。

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サンタ・ルチアを十分に楽しみました。そろそろお昼の時間です。やはりナポリに来たからには本場のピザを食べない手はありません。事前に調べておいた情報では、『ダ・ミケーレ』というピザ屋さんが美味しいそうです。

バスを乗りついて、ようやく『ダ・ミケーレ』に到着しました。お店の前はナポリっ子であふれています。

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入口で番号札をもらって、30分ほど待ったところで呼ばれました。満席で、みな美味しそうにピザを楽しんでいます。

このお店のピザは2種類のみです。マルゲリータとマリナーラ(トマトソース、にんにく、オレガノのシンプルな素材でチーズを使わないピザ)になります。サイズは大中と2種類ですが、中でも十分な大きさです。値段の方は1枚4ユーロと良心的な価格です。

我が家はマルゲリータとマリナーラの中と、ビールを注文しました。冷たいビールを飲みながら待っていると、いよいよピザが登場です!

こちらは定番のマルゲリータです。

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そしてこちらが、噂のマリナーラです。

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記事が薄いのにモチモチで、トマトソースが濃くって、こんなに美味しいピザは初めて食べました。
大感激です。本当に美味しいんです。回りのお客さんも美味しそうに嬉しそうに食べています。

この店は込み合うので、相席です。主人がトイレに立ったら、隣のイタリア人男性が話しかけてきました。
イタリア人は礼儀として女性には声をかけると聞いていたので、私も一度くらいは声がかかって良かったと思ってお話しました。主人も、「声がかかって安心したよ」と言ってました。ところが、私がトイレに立つと、今度は熱心に主人に話しかけています。どうやらイタリア人はおしゃべり好きな国民のようでした。

さて、あまり時間がなくなってきたので、最後の観光に行きたいと思います。さっき、海のほうから見たら丘の上に古いお城のようなものが見えていました。きっとそこからの眺めは素晴らしいことだろうと思ったのでした。

ガイドブックによると、その丘は、『ヴェメロの丘』といい、お城は『サンテルモ城』というようです。丘の上にはケーブルカーが通っていて、アクセスはよさそうです。

ダ・ミケーレからバスと地下鉄を乗り継ぎ、ケーブルカーの駅までやってきました。ここからは2駅で頂上です。

列車がやってきました。一瞬変わったケーブルカーだな、と思ったのですが、主人は迷わず乗り込みます。発車した後もトンネルを進み、一向に上に登る気配がありません。いくつかの駅を過ぎたあたりで、ようやく気が付きました。なぜだか分かりませんが、ケーブルカーじゃない普通の電車に乗ってしまったようです!?

反対向きの電車に乗って、ようやく出発点まで帰ってきました。改めて見ると、この線の脇に、ケーブルカーの駅が隠れていました。ずいぶん時間をロスしてしまいました。

こちらがケーブルカーです。誰がどう見ても、ケーブルカーはこうですよね。

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ケーブルカーの駅から10分弱歩いたところで、『サンテルモ城』に到着です。

サンテルモ城はナポリの町を見下ろすヴォメロの丘の上に建っています。フランス王室系のアンジュー家により1275年頃、初期の城郭が建築され、その後、アンジュー家により拡張されました。16世紀には、スペイン人がナポリを支配するところになり、星型の近代城郭へと改修されたそうです。いろんな国に転々と支配されてきた、ナポリの歴史を見続けてきたお城です。

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中には美術館も入っているのですが、乗り間違えで時間がなくなったため、屋上に上がって景色を眺めるだけにしました。

屋上からの景色です。手前にヌオヴォ城、遠くにヴェスビオ山が見えます。ここは本当に絶景です!!
この写真には写っていませんが、右手にはサンタ・ルチアと卵城が望めます。

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いつまでも感慨にふけってもいられません。6時24分の特急でローマに帰るつもりなのですが、ちょっと時間があやしくなってきました。ナポリ駅までの地下鉄も東京と違って本数もあまりなく、時間も適当なので心配です。

一気に丘を下り、地下鉄で6時頃にナポリ駅になんとか到着しました。ところが、直前だっため2等客席が売り切れになってしまいました。次の特急は一時間後なので、ちょっと贅沢ですが1等席に乗ることにしました。

ところがこれが大正解でした!千円弱の追加料金だったのですが、席は広くてソファーのようです。比較的空いていて、4人席に二人だったので、気分は走る応接室です。(ちょっとオーバーですが)
それにクーラーがしっかり効いていて、暮れてゆく車窓を楽しみながら快適な2時間でした。

そして、8時半頃に無事にローマに到着です。危険と思っていたナポリですが、ナポリの人は太陽のように明るくて、お釣りごまかし以外特に何も無く、終わってみるとこれまた楽しい旅になりました。

ちなみに、夕食はスーパーでサラダとビールとワインを買って、日本から持参したカップめんを頂きました。海外では時々無性に食べたくなるので、我が家は旅行の時は必ずカップめんや味噌汁を持参しているのです。日本で食べるよりも、ずっと美味しく感じるから不思議なものです。

さて早いもので、この旅もいよいよ明日が事実上の最終日です。

明日はローマ市内でショッピングをメインに旅の仕上げを行います!


本日の歩数:23,031歩
歩行距離:17.27km

つづく

『ダ・ミケーレ』のHP

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ローマ 「遺跡巡りの旅」 その3

観光の三日目です。

今日はイタリア人になりきって、暑いお昼はゆっくりして夜遊びをします。観光名所はローマ観光の王道、『トレヴィの泉』と『スペイン広場』を訪れます。

公共の交通機関に乗れるローマパスが3日間有効なので、いろんな乗り物に乗って移動します。

まずは『トレヴィの泉』です。

地下鉄「バルベリーニ駅」を降りて人の波について歩いて路地を抜けたところで目の前に現われました。
(肝心の泉の水がほとんど写ってませんが・・・)
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トレヴィの泉はローマにある最も巨大なバロック時代の泉で、ポーリ宮殿の壁と一体となったデザインで、中央に水を司るネプトゥヌス(ポセイドーン)が立ち、左に豊饒の女神ケレス(デメテル)、右に健康の女神サルース(ヒュギエイア)が配置されているます。

泉の周りは観光客で一杯です。ここはコイン投げで有名なので、皆さん楽しそうにコインを投げています。私たちも、それぞれ2枚ずつのコインを泉に投げました。2枚投げると、いつまでも一緒にいることが出来るそうです!ちなみに3枚だと、別れることが出来るそうです。

トレヴィの泉を後にして、次はスペイン広場を目指します。

折りよくバスが来たので、飛び乗ったところちょうど地下鉄の駅に着きました。スペイン広場は地下鉄の駅前にあるので、アクセスしやすい観光地です。

「スパーニャ駅」で地下鉄を降りると、目の前にスペイン広場が飛び込んできます。

『スペイン広場』は、「ローマの休日」で、オードリー・ヘプバーン扮するアン王女がジェラートを食べたシーンでもおなじみの場所です。

当初、フランスの外交官の寄付によって造られたものの、間近にスペイン大使館があることからこの名で呼ばれているそうです。

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実は、ここでイタリア名物のジェラートを食べて、アン王女になりきってみたいと思っていたのです。


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このスペイン広場に面したお店は、入口近くでジェラートを販売しており、奥のほうと2階はバールになっています。
それでは早速注文します!

まずは主人のものです。イタリアンチョコとピスタチオの組み合わせです。

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こちらは私のほうです。イチゴとバナナとカスタード?の3種盛りです。

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アン王女のようにスペイン広場の周りで食べることを計画していたのですが、暑さに負けて店内で頂くことにしました。やっぱりアン王女にはなれませんね。

私はバナナが一番気に入りました。ボリュームがあって全部は食べきれません。
ところが、主人が「美味しい、美味しい」といいながら、あっという間に二つとも食べてしまいました・・・

ここからは歩いて観光します。

スペイン広場の正面からは「コンドッティ通り」が広がっています。この通りはローマでも一番のブランドショップが並んでいる通りです。高級品ばかりなので、我が家には手が出ないのですが、嬉しいことに店内はクーラーが寒いほどに効いています。

涼みながら、目の保養をさせてもらいつつ通りを進みます。しばらく進んだところに、この旅ではおなじみの、アウグストゥスのお墓がありました。

たしかに大きいのは大きいのですが、意外に地味でした。有名な古代の権力者の中ではもっとも地味な部類に入るのかもしれません。

しばらく歩いたところで『ポポロ広場』に到着です。

広場の中央には、紀元前1200年頃にエジプトで造られた、高さ36.5mのオベリスクがそびえ立っています。

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それにしても、3000年以上も前に、こんな大きなものを造ったエジプト人もすごいし、それをはるばるローマまで運んだ、ローマ人もすごいですね。現代人では想像も付かないことをよくやったものです。

この広場の周りにも有名な教会がいくつかあります。カラバッジョの有名な絵が飾られているという、「サンタ・マリア・デル・ポポロ教会」に入ってみることにします。

これまでの経験だと、教会の中は涼しい思っていたのですが、今までの教会(サンピエトロ、パンテオン)が巨大だったからで、この教会の中は暑かったです。(当然エアコンはありません)

この絵がカラバッジョの『聖ピエトロの逆さ磔』です。もう一枚のカラバッジョとともに、礼拝堂の壁に普通に掛けられています。

光と影のコントラストが、教会の雰囲気の中で見ると、より強調されて素晴らしく思われます。

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お日様が高く昇り、気温も上がってきたので、このあたりで午前中の観光は切り上げます。

今日のランチは、ホテルの近くに見つけておいた『Ristorante Cotto』というお洒落な店に決めました。

私は、「本日のランチプレート」と赤ワインにしました。トマトとモッツァレラのオレキエッテとサラダとステーキの豪華な盛り合わせです。

ワインを飲みながら待っていると運ばれてきました。

バルサミコ酢とオリーブオイルが野菜の味を引き立てています。ステーキもミディアムレアに焼き上げてあり、冷製パスタは暑い季節にピッタリです。本当にどれをとっても美味しいです。


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一方の主人は、またカルボナーラを注文しました。なにやら、この旅ではカルボナーラにこだわっているようです。

一見、オムライス?のようですが、本場ローマのカルボナーラは生クリームを使わずにチーズだけで仕上げるそうです。

しっかりとした濃い味のソースが、アルデンテの麺に絡んで美味しいです。

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ワインも豊富に揃えてあるようですし、接客も丁寧で、わかりやすく料理の説明をしてくださったりと、居心地のよいお店でした。(その分、お値段も立派でした・・・)

大満足の食事を終えると、ホテルはもう目の前です。ひとまずはホテルに戻って、真昼の暑さからエスケープします。

ホテルに戻ってシャワーを浴びて、クーラーが効いたお部屋で、ゆっくりと休憩しました。

夕方になったので、午後の部のスタートです。次は同じくホテルの近くの「国立博物館」を訪れます。今日まではローマパスが有効なので、こちらの入場料金は半額になります。

まずは、新館の『マッシモ宮』に入ります。こちらの博物館も彫刻や絵画で充実していました。(だんだん感覚が麻痺してきた気がしますが)

そして、道の向こう側にある『ディオクレティアヌスの浴場跡』にも行きました。ここはディオクレティアヌス帝の浴場の遺構で、現在は博物館の一部分となっています。なんと当時は3000人が入れたそうです!

とにかくローマ市民はお風呂が好きだったようで、何箇所もこのような浴場跡があります。温泉好きの日本人と気が合うかもしれません。

そうこうしている内にまたお腹が空いてきました。そろそろ夕食に向かいたいと思います。

この日のディナーは、日本で調べておいたお店に行くことにします。ローマの下町、トラステベレ地区を目指します。

「テベレの向こう側」という意味のトレステベレ地区は、ローマ市内の西部を流れるテベレ川の対岸にあります。ローマ一番の下町だとのことなので、下町好きの我が家としては行かないわけには行きません。

テベレ川の橋の上からの夜景です。この左手がトラステベレです。遠くにサン・ピエトロ寺院の明かりが見えます。川沿いには、飲食店が並んでおり、みなさん思い思いに楽しんでいます。

私の期待も高まります!

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しばらく歩いたところで、お目当ての『CarLo Menta』というお店に到着です。ものすごく繁盛しています。

外のテラスは一杯だったこともあり、クーラーが効いている室内の席を選びました。

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ここでは、白ワインと前菜の海鮮マリネと海老のクリームソースパスタを注文しました。

写真を撮り忘すれたのが残念ですが、海鮮マリネが特に美味しかったです。たっぷりのお野菜と、ゴロゴロと魚介類が入っていて驚くボリュームと美味しさでした。

店内も満席です。内装もしっかりとしていて、陽気な音楽が流れています。お値段もお手頃で、これまた満足でした。

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食事の後は、少し散歩をして夜景を楽しみながらホテルに帰ります。

ここは、『マルケルス劇場』といいます。シーザーが建設を始め、アウグストゥスが完成させた劇場の跡です。右手にあるのは『アポロ神殿』です。

一瞬コロッセオと間違えてしまったのですが、この建物がコロッセオのモデルになったと言われているので、私が間違えるのも無理はないかもしれません。

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続いて、『カンピドーリオの丘』を下から見上げます。この広場はミケランジェロが設計したそうです。この上に初日に訪れた「カピトリーノ美術館」があります。

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その後、バスに乗ってホテルに帰ってきました。

滞在観光も3日目になり、ずいぶん勝手が分かってきました。そのうえ、ランチに時間をかけ、お昼寝をして、そこで蓄えたパワーで夜遊びまでするなんて、すっかりローマ市民になったような気がしてきました。

明日はローマを離れて、ナポリへの小旅行です。


本日の歩数:16,111歩
歩行距離:12.08km

つづく

『Ristorante Cotto』のHP(英語)

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ローマ 「遺跡巡りの旅」 その2

観光の二日目です。

今日は『ヴァチカン博物館』と『サン・ピエトロ大聖堂』を訪問します。

移動距離はたいしたことはないのですが、いずれも巨大な施設のため、実際歩く距離と時間は結構ありそうです。

ガイドブックによると、ヴァチカン博物館の入場は長蛇の列で、2時間待ちは当たり前だそうです。ローマの炎天下で待つのは避けたいので、朝一番で博物館に向かうことにします。

地下鉄のオッタヴィアーノ駅を降りて、人の流れについて歩きます。5分ほど歩いたところで、ヴァチカンの城壁に着きました。ここから角を曲がった先に入口があるのですが、すでに長い列ができています。

仕方なく並ぶことにしました。ラッキーなことに、午前中はこの列がずっと日陰になることに気が付きました。これならば、少々待つことになっても問題ありません。

周りは韓国からのツアーの方だらけです。少し前は海外に行けば日本人だらけだったのですが、すっかり今ではアジアンパワーの影に隠れてしまっています。

歩いていても、アニョハセヨ!、ニイハオ!と声を掛けられる回数が増えました。

意外なことに列はすいすいと進み、たった30分で入場することができました。

『ヴャチカン博物館』は、歴代の法王がその財力で集めた、その時代のプライベート・コレクションの集大成です。

いくつかの美術館や礼拝堂から構成され、なんと全長7km、総面積42,000㎡というから驚きです。細かく見ていくと、まる一日でも足りないといわれています。

私たちは、素直に本に従い「地球の歩き方コース」(所要3.5時間)で進むことにしました。

しばらく進んだ回廊に、「プリマ・ポルタのアウグストゥス」の大理石像がありました。

アウグストゥスといえば、この姿がお馴染ですね。それにしても、身に着けている布の部分が、とても石とは思えません。

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彫刻が飾られている「ピオ・クレメンティーノ美術館」に来ました。ここには有名な彫刻が多数展示されています。

こちらも教科書で有名な「ラオコーン」です。ものすごくリアルに作られています。

顔の表情をアップで撮ってみました。本当に生きているのではないかと思います。

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その後、いくつかの展示物を経て、「ラファエロの間」に着きました。

ここの壁には、ラファエロの手によるフレスコ画が描かれています。

署名の間の壁画、「アテネの学堂」です。

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この絵、どこかで見たような気がしました。気になったので、帰ってから調べたところ、先日の御茶ノ水界隈の散策の時に見つけた、東京医科歯科大学の校舎の大きな壁画に描かれていたもののオリジナルでした。

週末の「ぶらり散歩」と、この旅行の意外な接点に、ちょっと感動しました!

そして、いよいよメインの「システィーナ礼拝堂」に向かいます。

ミケランジェロによる大天井画と壁画で有名ですが、ここはさすがの私も知っていました。ずいぶん前に、テレビでシスティーナ礼拝堂の修復の特集番組を見たことがあったのです。

また、ローマ法王を選出する「コンクラーベ」が行われる会場でもあります。
礼拝堂の中は、絵を守るためか薄暗く、ものすごい人ごみです。壁沿いにはベンチがあったのですが、運よく座ることができました。これでじっくりと絵の鑑賞ができます。

もっとも有名な壁画、ミケランジェロの「最後の審判」です。(撮影禁止でした)
芸術はよく分からない私でも、この絵のすごさは伝わってきました。

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天井にも有名な「アダムの創造」や「楽園追放」などがあり、見上げていると首が痛くなってきました。
ミケランジェロはこの姿勢で4年間かけてこの天井画を描いたそうで、さぞかし大変だったことでしょう。(最後の審判は450日で完成したそうです)

座ってじっと眺めているうちに、30分以上経ったようです。まだまだ名残は尽きませんが、先に進むことにします。

この先は絵画館になります。ここにも有名な絵が沢山あったのですが、レオナルド・ダ・ヴィンチの絵も一枚ありました。

「聖ヒエロニムス」という未完の大作です。

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ルネサンスの三大芸術家のうち、ミケランジェロやラファエロの作品は、このローマに多数あるようなのですが、ダヴィンチについてはこの絵しかなかったように思います。

ここヴァチカン博物館は本当に充実していました。芸術&歴史音痴の私でもすっかり夢中になってしまい、気が付いたらガイドブックどおりに3時間半はゆうに経っていました。

となるとお腹の方も空いてきました。この博物館にはセルフ方式のカフェテリアもありました。

ペンネアラビアータとナスの炒め物、それにビアーを頂きました。正直なところ、あまり期待していなかったのですが、意外にも美味しくて、大満足です。ちなみにこの「PERON」というビールはローマの地ビールです。

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ようやく博物館を後にして、いよいよ「サン・ピエトロ大聖堂」に向かいます。

博物館と大聖堂は隣接しているのですが、一度外に出て徒歩10分ほどで広場にでました。

『サン・ピエトロ大聖堂』は、カトリック教会の総本山で、規模、装飾ともに世界屈指の教会です。手前にはエジプトから運ばれたオベリスクが立っています。
また、ここは、ヴァチカン市国として、世界最小の独立国家でもあります。(入国審査はありませんが)

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いつもニュースで見るサン・ピエトロ広場は、数万の群集に埋め尽くされているのですが、宗教的な行事がない時は、比較的閑散としています。

広場の周りには直径240mの回廊があり、左右に2列、284本の柱が並んでいます。回廊の上には140もの、歴代法王や聖人の像が置かれています。

設置されている大型ビジョンがpanasonic製だったのが、ちょっぴり嬉しかったりもします。

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まず、大聖堂に入る前に、クーポラ(円天井)に登ることにしました。まずセキュリティチェックを受けた後、1時間近く待つことになりました。

一人7ユーロの料金を払い、エレベーターに乗ります。でも、エレベーターを降りた後でも300段以上の階段を登らなければ頂上には着けないそうです。昨日の観光で既に足にきていたので、かなり不安です。

エレベーターを降りて、スロープをしばらく登ったところで、クーポラの内側に出ました。聖堂の中の人々がすごく小さく見えました。こんなところに登れるとは驚きました。

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ここからが本番です。クーポラの形のため斜めになった壁沿いの階段をひたすら登ります。

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息を切らせて登りきると、ようやく頂上に到着です。素晴らしい眺めです!!

手前にサン・ピエトロ広場、大通りの向こうに(左側)、サンタンジェロ城が見えます。
周りは老若男女、みんな笑顔です。

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これが、ヴャチカン博物館の外観です。さすがに大きいです。これなら時間がかかるはずです。

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そして、大聖堂の中に下りてきました。クーポラを下から見上げます。周辺に小さく人が見える部分が、金網越しの写真を撮った場所で、てっぺんの丸い部分が頂上部になります。

よくもあんなところまで登ったものです・・・

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大聖堂の内部です。とにかく広い。そして荘厳な雰囲気です。
中央には高さ29mもあるベルニーニ作の「ブロンズの天蓋」があります。普通の教会には入りきれない大きさです。

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こちらには、ミケランジェロ作の、キリストの死を悼む聖母像、「ピエタ」がありました。見ているこちらまで悲しくなってくるような、素晴らしい作品です。

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ようやく大聖堂見学を終え、広場正面の道を5分ほど進みます。

『サンタンジェロ城』にやってきました。

ここはハドリアヌス帝が自分自身とその後のローマ皇帝の廟として建てた建物で、その後は要塞としても使用されてきました。

目の前のサンタンジェロ橋からの眺めが特に素晴らしく、映画の舞台としても有名です。

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今日も一気に観光したため、汗ダクでもうクタクタです。ここからバスに乗って、ホテルに戻りました。

夏のローマは日が暮れるのが8時過ぎで、日があるうちは炎天下で暑いのです。

クーラーの普及率が低いようで、電車やバスや街の商店など窓を開けて風を取り入れてます。
クーラーがあった場合でも設定温度が高く、環境に配慮したエコ!?なのです。

ただ、日が暮れると風も涼しく気温が下がり夜遊びには最適です。

ホテルでシャワーを浴びて一休みしてから、再びディナーに外出しました。

この日のディナーはホテルの近くでとることにしました。

歩き回っていると、日本人の店員さんに呼び止められ、そのまま入ることにしました。「リストランテ・トゥディーニ・ガブリエーレ&トモコ」という店です。

ここでは、茹で野菜と、カルボナーラ、それに白ワインを頂きました。
日本人(トモコさん)が経営されているということもあり、カルボナーラは日本で食べる味のままでした。

ワインですっかりいい気分になったところで二日目の観光は終了です。

主人の腰を心配していましたが、本人は歴史好きのため痛みより観光に夢中でなんとかなっています。
一安心といったところです。


本日の歩数:14,949歩
歩行距離:11.21km

つづく


リストランテ・トゥディーニ・ガブリエーレ&トモコのHP

テーマ : ★イタリア旅行★
ジャンル : 旅行

ローマ 「遺跡巡りの旅」 その1

待望のローマ旅行出発の朝がやってきました。

ウキウキ気分で朝食を食べている最中に主人が声も出さずに変なポーズで固まっています。

もしかして!?と悪い予感がしました。予感的中で「プチぎっくり腰」です。

主人は腰痛持ちで、これまでにも何度か経験があるようですが、相当痛そうです。

とはいえ予定を変えることも出来ないので、私がスーツケースを二つ持ち、痛み止めを飲んで湿布を貼った主人は、とぼとぼと這うようにして成田へ向かいました。

この分では先が心配ですが、なるようになるしかなりません。

アリタリア航空に乗り込み、客室乗務員からボンジョルノと声を掛けられビールやワインを楽しんでいると、すっかり旅気分です。

隣の主人は口数が少ないですが、なんとか大丈夫のようです。

ウトウトしてるうちに19時頃にローマへ到着しました。

今日からら6泊するホテルはこちら、ローマの交通の中心のテルミニ駅近くにある『HOTEL REX』です。

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こじんまりとしたヨーロッパタイプのホテルです。JTB御用達のため、日本人宿泊客が多いようです。

私たちの部屋はというと、広くはないものの、天井が高くてゆったりした気分になれます。

6泊もするので、部屋がよくなかったらどうしようかと心配していましたが、これなら安心です。結構気に入りました。

到着が夜なので(ホテルの写真は昼ですが)、初日はとくに外出することもなく、ゆっくり休むことにします。

それにしても、主人の様子が心配です。明日はちゃんと動けるのでしょうか・・・?

翌朝になりました。

主人はというと、昨日よりはだいぶいいようで、どうやら普通に歩けるようになっています。これで一安心です。

今日は、さっそく『コロッセオ』から『パラティーの丘』、『フォロ・ロマーノ』を周る、古代ローマ遺跡の黄金コースを辿る予定です。ガイドブックによると、相当長距離を歩くようですし、なによりもローマは暑い!!いきなり大丈夫なのでしょうか。

とにかく出発です。

観光に先立ち、「ローマパス」という割引券を購入しました。一人23ユーロで、市内のバス、地下鉄、トラムに3日間乗り放題で、最初の2箇所の入場が無料、その後は3日間半額になるという優れもののチケットです。

まずは、ホテルの最寄のテルミニ駅から地下鉄でコロッセオ駅に向かいます。

薄暗いホームで待っていると、地下鉄がやってきました。驚いたことに、車体中が落書きで一杯です。この状態で走ることは日本では考えられません。一瞬ひるみましたが、みな普通に乗っているので、私たちも乗り込みました。

コロッセオ駅では多くの観光客が電車を降ります。駅からでると、目の前に『コロッセオ』が迫ってきました。すごい迫力です!

2000年近くも前の建物が、今でも立派に建っているということ自体、日本人の私には思いもよりませんが、とにかくすごい迫力です。

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ローマパスを使って入場しました。コロッセオの入場券売り場は長蛇の列なのですが、パスを持っている私たちは並ばずに入ることができました。(旅行される方にはお勧めです)

内部に入り、エレベーターで3階に登ります。中から見るとやはり大きいです。石で出来た東京ドームといった印象です。

博物館にもなっている回廊を通り、下の階に降りてきました。

ここが闘技場の床にあたる部分です。床板がなくなっているので、地下部分がむき出しになっています。
以前は、この地下からエレベーターに乗って剣闘士と戦う猛獣が上がってきていたそうです。

当時の熱狂の様子が目に浮かびます。

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次はパラティーノの丘に向かいます。

コロッセオを出たところに立派な門がありました。『コンスタンティヌスの凱旋門』です。
ローマでは、皇帝の戦勝を記念した、このような凱旋門がいくつかあるのですが、その中でもこれが最大のものだそうです。

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『パラティーノの丘』にやってきました。

この丘は、コロッセオやフォロ・ロマーノを見下ろす高台で、皇帝や有力貴族が邸宅を構えた場所です。私にはよく分からないのですが、主人が行きたいというので行ってみることにします。

丘の上には古代の屋敷跡がいくつもありました。それにしても暑い!私はだんだん観光どころではなくなってきました。

そんな私でも、ここは気に入りました。

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アウグストゥス(オクタヴィアヌス、ローマ初代皇帝)の家の跡です。しかも内部に入ることが出来ます。
家の壁には、当時のままの鮮やかなフレスコ画が残されています。

以前、中国の西安にも行ったのですが、その時の「秦の始皇帝」の贅沢振りと比べると、ローマ皇帝の家はずいぶん質素だな、と思いました。

丘をひと回りし、ちょうどフォロ・ロマーノを見下ろすテラスにでました。眼下にフォロ・ロマーノの遺跡群が広がっています。

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『フォロ・ロマーノ』とは、古代ローマ時代の市民集会や裁判、商業活動や政治討論の場として設けられた公共広場で、古代ローマの中核の場所です。今でもよく使う「フォーラム」という言葉の語源でもあるそうです。

フォロ・ロマーノの中には、先ほどのような凱旋門や、神殿、演壇、ホール、等が残されており、今では教会として使われている建物もありました。

これは当時の円柱が残っている「サトゥルヌスの神殿」です。この地下には国家の財宝が収められていたそうです。

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主人は腰のことは忘れたかのように、生き生きとしているのですが、私の方はもう暑さでヘロヘロになってきました。どこか涼しいところでお茶でも飲みたいのですが、日本と違ってそんなものはほとんどありません。

ようやくフォロ・ロマーノの端まで来ました。そのまま坂を上ったところが「カピドリーノの丘」です。

この丘の上には『カピトリーニ美術館』という有名な美術館がありました。

美術館なら冷房が効いているのでは?という不純な動機で入ってみることにしました。ここでもローマパスで入場しました。

私はよく知らなかったのですが、ここには結構有名なものが展示されていました。

これは「マルクス・アウレリウス帝の騎馬像」です。高校時代の世界史の教科書に載っていたと主人が言っています。(あったようななかったような・・・?)

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こちらは、狼に育てられたという伝説を持つ、ローマを建国したロムルスとレムスの像である「カピトリーノの雌狼」です。こちらも教科書でお馴染みだそうです。(うーん・・・)

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これ以外にも、「瀕死のガリア人」という有名な彫刻もありました。

私も少し勉強してくれば良かったかなと思いました。

美術館の中の展望所から、フォロ・ロマーノの全景を眺めてみました。
奥にコロッセオ、右手にパラティーノの丘が広がっています。

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涼んで落ち着いたら、お腹が空いてきました。そろそろお昼にしたいと思います。

カピドリーノの丘を下りたヴェネティア広場の近くにある「BIBO」というピッツェリアに入ってみました。

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ビールとツナサラダ、ナポリ風ピザを注文しました。渇いた喉にビールが美味しい!!
ピザも美味しくて大満足です。

本日の観光の予定はここまでだったのですが、困ったことにお腹が満たされるとまた元気が出てきました。

近くに「パンテオン」や「ナヴォーナ広場」があるとのことなので、ついでに回ってみることにしました。

パンテオンに向かう途中に何気なく立ち寄った「サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会」というところに、さりげなくミケランジェロの彫刻があったり、さらにここがガリレオ・ガリレイの「それでも地球は回っている」で有名な裁判が行われた場所だったりで、ビックリしました。

何でもなさそうな場所が実はすごい、というのがローマの魅力かもしれません。

いよいよ『パンテオン』です。

パンテオンは現存するローマ建築のもっとも完全な遺構であり、世界最大の石造り建物だそうです。元はすべての神々に捧げられた神殿で、現在ではキリスト教の教会になっています。

1900年も前に建てられた建物なので、コロッセオやフォロ・ロマーノの他の建物と年代はあまり変わらないのですが、このパンテオンはまさに完全な形で残っています。これは驚きです。

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内部は教会になっており、ルネサンス期の三大芸術家の一人、ラファエロのお墓もあります。

天井から差し込む光がきれいです。これ以外に照明はないそうです。

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パンテオンを後にして、本日最後の目的地『ナヴォーナ広場』に到着です。

大道芸を披露したり、音楽を演奏している人々がいて、陽気な雰囲気が思わず踊り出してしまうような気分にしてくれます。

ナヴォーナ広場は、競技場の跡地を広場にしたもので、ベルニーニの作による噴水で有名です。

最近では、映画「天使と悪魔」で、新法皇に選ばれた人物がテロリストに沈められた噴水という形で注目を浴びた場所です。

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ローマには広場と噴水が多いのですが、こう暑いと噴水の涼しげな雰囲気は欠かせませんね。

ということで、ようやく初日の観光を終え、バスでホテルに戻ってきました。

帰ってシャワーを浴びたところで、二人して眠り込んでしまいました。

一度目が覚めたものの、結局夕食も取らずにそのまま休むことになりました。

病気でも、二日酔いでも食事を欠かしたことがない主人でさえ、そのまま眠ってしまったほどハードな一日目はこうして終了しました。

明日は少しのんびり目にヴァチカンを訪れる予定です。

つづく

【おまけ】

今回の旅の小道具はオムロン電子万歩計です!
鞄に入れておくだけで、歩数や距離、消費カロリー等を計算してくれる優れものです。

本日の歩数:21,029歩
歩行距離:15.77km
(時計が日本時間のままのため一日の途中で日が変わるので、本当はもう少し歩いています)

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プロフィール

ふとかつ

Author:ふとかつ
平凡な日々を記録してして自分の変化を再発見したいと思いブログをはじめました。

大好きな旅行、お酒、美味しいもの、料理、主人の趣味に付合い始めた自転車でのポタリング、その他なんでも気になることを徒然なるままに書き留きめていきたいと思っています。

※当ブログはリンクフリーです。

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