『晩夏の京都 のんびり旅』 第3日目
晩夏の京都のんびり旅、三日目に入ります。今回は三泊するので、今日も一日遊べます。
そして、今日は日本海までのロングドライブです。
京都は市内に見どころが多いため、これまでは市内を離れて遠方まで出かけることはありませんでした。
今回は日程にも余裕があるので、思い切って遠出してみます。
名神から京都縦貫自動車道を乗り継いで日本海へ。さらに北上して到着しました。
『伊根町』です!

伊根町といえば、戸田菜穂さん主演の連続テレビ小説「ええにょぼ」の舞台になったことで有名です。
海に突き出した「舟屋」の景観が素晴らしい港町です。

伊根湾の海岸沿いに散歩してみます。海越しに眺めると、はるか彼方にまで舟屋が広がっています。
湾に沿って5kmにわたって約230軒の舟屋が広がっており、「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。

今度は反対側に歩いてきました。実は伊根町に来たら立ち寄りたい場所があるのです。
それがこちら、「向井酒造」さんです。

あの六角精児さんが「呑み鉄旅」で訪れた造り酒屋さんです。
運悪くお昼休みだったので、お酒の購入はできませんでしたが、番組で六角さんと女性の杜氏さんがお酒を楽しんでいた場所を眺めることができました。
こんな素敵な場所で、私も呑みたい!!

残念ながらお酒にはありつけませんでしたが、こちらでランチを楽しみたいと思います。
その名も「舟屋食堂」です。
人気店のようで満員です。我が家も少し並んで入店しました。
海辺の食堂だけにメニューにはお魚を使ったお料理が並んでいます。
主人は海鮮丼、私はお刺身定食をお願いしました。

このお店は、伊根湾沿いの伊根町観光協会の二階にあるので、席からは御覧の景色を楽しむことができます。
伊根湾の絶景を眺めながら、新鮮な海鮮料理を満喫することができました。

伊根町を後にして、海岸線を京都方面に戻ります。
30分程走ったところに立派な神社がありました。『元伊勢 籠神社』です。
天照大神や豊受大神が、今の伊勢神宮に遷られる前にこの地にいらっしゃったことから、「元伊勢」と呼ばれているそうです。

そして神社の裏手から、リフトに乗り込みます。
ぐんぐんと登って、眼下を振り返ると・・・

日本三景、『天橋立』です!!
安芸の宮島、陸前の松島には訪れたことがあったのですが、とうとう三つ目に来ることができました。

こちらは、天橋立を海抜130mの高さから見下ろすことができる展望台、『傘松公園』です。
ここからの眺める天橋立は、まるで龍が天に昇っているかのようで、「昇龍観」と呼ばれています。
看板の脇には、「股のぞき台」が設定されているので、もちろんのぞいてみました!

天橋立から違う角度に目をやると、鳥居の彼方に小さな島々が眺められます。
これらは、「冠島」「沓島」という名前で、元伊勢籠神社の主祭神である彦火明命と后神の市杵嶋姫命が降臨されたと伝えられている神聖な地なのだそうです。

山から下りてきました。
今度は天橋立を少し歩いてみたいと思います。

しばらく歩くと、砂浜に出ました。この辺りは、夏は海水浴場になるそうです。
日本三景を眺めながら泳げるなんて、とっても贅沢でうらやましいですね。

天橋立は全長3.6kmもあり、約8,000本の松で松並木が形作られています。
さすがに最後まで歩くと大変なので、この辺りで引き返すことにしましょう。

このあとは車に戻り、京都市内に戻ります。
密を避ける移動手段だからでしょうか、帰りは大渋滞です。レンタカーの返却時間を気にしながら、なんとか時間内に戻ってきました。
今日は、これまでにない京都の姿を感じることができました。まだまだ奥深いですね。
明日はいよいよ最終日です。夜の新幹線まで、まだまだエンジョイしますよ!!
~つづく~
そして、今日は日本海までのロングドライブです。
京都は市内に見どころが多いため、これまでは市内を離れて遠方まで出かけることはありませんでした。
今回は日程にも余裕があるので、思い切って遠出してみます。
名神から京都縦貫自動車道を乗り継いで日本海へ。さらに北上して到着しました。
『伊根町』です!

伊根町といえば、戸田菜穂さん主演の連続テレビ小説「ええにょぼ」の舞台になったことで有名です。
海に突き出した「舟屋」の景観が素晴らしい港町です。

伊根湾の海岸沿いに散歩してみます。海越しに眺めると、はるか彼方にまで舟屋が広がっています。
湾に沿って5kmにわたって約230軒の舟屋が広がっており、「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。

今度は反対側に歩いてきました。実は伊根町に来たら立ち寄りたい場所があるのです。
それがこちら、「向井酒造」さんです。

あの六角精児さんが「呑み鉄旅」で訪れた造り酒屋さんです。
運悪くお昼休みだったので、お酒の購入はできませんでしたが、番組で六角さんと女性の杜氏さんがお酒を楽しんでいた場所を眺めることができました。
こんな素敵な場所で、私も呑みたい!!

残念ながらお酒にはありつけませんでしたが、こちらでランチを楽しみたいと思います。
その名も「舟屋食堂」です。
人気店のようで満員です。我が家も少し並んで入店しました。
海辺の食堂だけにメニューにはお魚を使ったお料理が並んでいます。
主人は海鮮丼、私はお刺身定食をお願いしました。

このお店は、伊根湾沿いの伊根町観光協会の二階にあるので、席からは御覧の景色を楽しむことができます。
伊根湾の絶景を眺めながら、新鮮な海鮮料理を満喫することができました。

伊根町を後にして、海岸線を京都方面に戻ります。
30分程走ったところに立派な神社がありました。『元伊勢 籠神社』です。
天照大神や豊受大神が、今の伊勢神宮に遷られる前にこの地にいらっしゃったことから、「元伊勢」と呼ばれているそうです。

そして神社の裏手から、リフトに乗り込みます。
ぐんぐんと登って、眼下を振り返ると・・・

日本三景、『天橋立』です!!
安芸の宮島、陸前の松島には訪れたことがあったのですが、とうとう三つ目に来ることができました。

こちらは、天橋立を海抜130mの高さから見下ろすことができる展望台、『傘松公園』です。
ここからの眺める天橋立は、まるで龍が天に昇っているかのようで、「昇龍観」と呼ばれています。
看板の脇には、「股のぞき台」が設定されているので、もちろんのぞいてみました!

天橋立から違う角度に目をやると、鳥居の彼方に小さな島々が眺められます。
これらは、「冠島」「沓島」という名前で、元伊勢籠神社の主祭神である彦火明命と后神の市杵嶋姫命が降臨されたと伝えられている神聖な地なのだそうです。

山から下りてきました。
今度は天橋立を少し歩いてみたいと思います。

しばらく歩くと、砂浜に出ました。この辺りは、夏は海水浴場になるそうです。
日本三景を眺めながら泳げるなんて、とっても贅沢でうらやましいですね。

天橋立は全長3.6kmもあり、約8,000本の松で松並木が形作られています。
さすがに最後まで歩くと大変なので、この辺りで引き返すことにしましょう。

このあとは車に戻り、京都市内に戻ります。
密を避ける移動手段だからでしょうか、帰りは大渋滞です。レンタカーの返却時間を気にしながら、なんとか時間内に戻ってきました。
今日は、これまでにない京都の姿を感じることができました。まだまだ奥深いですね。
明日はいよいよ最終日です。夜の新幹線まで、まだまだエンジョイしますよ!!
~つづく~
『晩夏の京都 のんびり旅』 第2日目②
晩夏の京都のんびり旅、二日目の続きです。
引き続き、『東福寺本坊庭園』を見学します。
作庭家の重森三玲によって昭和14年に完成されたもので、京都の庭園としては新しい部類に入ります。方丈の東西南北それぞれに四つの庭が配置されている珍しい造りです。
それでは、ぐるっと見て回りましょう。

まず、この上下2枚は「南庭」です。
伝統的な日本庭園の様式である枯山水です。手前の苔山は、京都五山を表しているそうです。

続いて、「西庭」です。
ここでは、サツキの刈込と石によって、日本の伝統的な市松模様を再現しています。

次は「北庭」、ガイドブック等にも登場する一番フォトジェニックなお庭です。
くっきりとした市松模様が特徴です。しかもこの市松模様のサイズですが、隣の西庭は大きく、こちらの北庭も西から東に向けて少しずつ目が小さくなっていくという趣向です。
「鬼滅の刃」ブームにも乗って、これからますます人気が出そうな庭園です。

最後は「東庭」です。写真にはうまく入りませんでしたが、この円柱の配置は「北斗七星」です。
うってかわって、静寂を表現しています。

この日は本堂も特別公開されていました。
入場はしませんでしたが、入口から「龍の天井画」を鑑賞させていただきました。
外から見ても大迫力です!

そろそろ東福寺を後にします。
最後に地域の生活道路でもある「臥雲橋」から、「通天橋」を眺めます。
ポスター等の撮影は、ここから行われているものが多いそうです。

フリー切符を使ってバスに乗って東大路通りを北上し、「一澤信三郎帆布」に立ち寄ります。
主人の念願だったようで、こちらで小物をご購入です。

再びバスに乗り、三条河原町にやってきました。このあたりでランチにしたいと思います。
三条名店街を歩いていると、見つけました!
「名代とんかつ かつくら」の三条本店です。

落ち着いた感じの店内です。朝から歩き回っていたのでお茶をいただきホッと一息していると美味しいとんかつの登場です。
具沢山のお味噌汁がとても美味しくて、思わずおかわりをお願いしました。

そしてノープランと言いつつも、今回どうしても訪れたかった場所にやってきました。
『本能寺』です。
写真では小さいのですが、能の字が実際は違っています。PCでは変換されないのですが、右側の「ヒ」×2の部分が、「去」のような字になっています。
これは、五度も火災に遭ったことから、ヒ=火を嫌ったためなのだそうです。

今回の大河には毎回楽しませてもらっていたので、ゆかりの地である本能寺にはぜひ来てみたいと思っていました。
コロナ禍とはいえ訪れる人も多いようで、参拝用の大きなスロープが設置されています。

本能寺の変の時には別の場所にあったそうですが、境内には信長公の廟が建てられています。
今回の大河ドラマで改めて好きになったので、しっかりとお参りをしてきました。

でました!!
「麒麟がくる」の十兵衛様のポスターに惹きつけられて、「大賓殿宝物館」に入場してみることします。

入口には、信長公の家紋が入った鎧が飾られています。
いくら今年の大河では主人公と言っても、やはりここは光秀にとってはアウェイ。あくまでもこちらの主役は信長様のようですね。

そして、こちらに有名な収蔵品がありました。
「三本足の蛙」の香炉です。
本能寺の変の前夜に、突然鳴き出して危機を知らせたとの伝説があるようです。
(できればもう少し早めに知らせてほしかったような気がします…)

こちらを訪れた9月の時点では、大河ドラマで本能寺がどう描かれるか分かりませんでしたが、すべて見終わった今記事にしてみると、なんとも感慨深いです。
ドラマでは生死がハッキリとしなかったので、できれば十兵衛様には生き延びていてほしいなんて思っています。
これにて旅の二日目は終了です。
明日は、日本海に向かってドライブを楽しみたいと思います!
~つづく~
『本能寺』のHP
引き続き、『東福寺本坊庭園』を見学します。
作庭家の重森三玲によって昭和14年に完成されたもので、京都の庭園としては新しい部類に入ります。方丈の東西南北それぞれに四つの庭が配置されている珍しい造りです。
それでは、ぐるっと見て回りましょう。

まず、この上下2枚は「南庭」です。
伝統的な日本庭園の様式である枯山水です。手前の苔山は、京都五山を表しているそうです。

続いて、「西庭」です。
ここでは、サツキの刈込と石によって、日本の伝統的な市松模様を再現しています。

次は「北庭」、ガイドブック等にも登場する一番フォトジェニックなお庭です。
くっきりとした市松模様が特徴です。しかもこの市松模様のサイズですが、隣の西庭は大きく、こちらの北庭も西から東に向けて少しずつ目が小さくなっていくという趣向です。
「鬼滅の刃」ブームにも乗って、これからますます人気が出そうな庭園です。

最後は「東庭」です。写真にはうまく入りませんでしたが、この円柱の配置は「北斗七星」です。
うってかわって、静寂を表現しています。

この日は本堂も特別公開されていました。
入場はしませんでしたが、入口から「龍の天井画」を鑑賞させていただきました。
外から見ても大迫力です!

そろそろ東福寺を後にします。
最後に地域の生活道路でもある「臥雲橋」から、「通天橋」を眺めます。
ポスター等の撮影は、ここから行われているものが多いそうです。

フリー切符を使ってバスに乗って東大路通りを北上し、「一澤信三郎帆布」に立ち寄ります。
主人の念願だったようで、こちらで小物をご購入です。

再びバスに乗り、三条河原町にやってきました。このあたりでランチにしたいと思います。
三条名店街を歩いていると、見つけました!
「名代とんかつ かつくら」の三条本店です。

落ち着いた感じの店内です。朝から歩き回っていたのでお茶をいただきホッと一息していると美味しいとんかつの登場です。
具沢山のお味噌汁がとても美味しくて、思わずおかわりをお願いしました。

そしてノープランと言いつつも、今回どうしても訪れたかった場所にやってきました。
『本能寺』です。
写真では小さいのですが、能の字が実際は違っています。PCでは変換されないのですが、右側の「ヒ」×2の部分が、「去」のような字になっています。
これは、五度も火災に遭ったことから、ヒ=火を嫌ったためなのだそうです。

今回の大河には毎回楽しませてもらっていたので、ゆかりの地である本能寺にはぜひ来てみたいと思っていました。
コロナ禍とはいえ訪れる人も多いようで、参拝用の大きなスロープが設置されています。

本能寺の変の時には別の場所にあったそうですが、境内には信長公の廟が建てられています。
今回の大河ドラマで改めて好きになったので、しっかりとお参りをしてきました。

でました!!
「麒麟がくる」の十兵衛様のポスターに惹きつけられて、「大賓殿宝物館」に入場してみることします。

入口には、信長公の家紋が入った鎧が飾られています。
いくら今年の大河では主人公と言っても、やはりここは光秀にとってはアウェイ。あくまでもこちらの主役は信長様のようですね。

そして、こちらに有名な収蔵品がありました。
「三本足の蛙」の香炉です。
本能寺の変の前夜に、突然鳴き出して危機を知らせたとの伝説があるようです。
(できればもう少し早めに知らせてほしかったような気がします…)

こちらを訪れた9月の時点では、大河ドラマで本能寺がどう描かれるか分かりませんでしたが、すべて見終わった今記事にしてみると、なんとも感慨深いです。
ドラマでは生死がハッキリとしなかったので、できれば十兵衛様には生き延びていてほしいなんて思っています。
これにて旅の二日目は終了です。
明日は、日本海に向かってドライブを楽しみたいと思います!
~つづく~
『本能寺』のHP
『晩夏の京都 のんびり旅』 第2日目①
晩夏の京都のんびり旅、二日目に入ります。
今日は、これまで訪れたことのないところに行ってみたいと思います。
目指すのは、外国人観光客の人気ランキング一位に輝く場所です。これまで敬遠していたのですが、今回はある意味チャンスです。
朝一番で、その『伏見稲荷大社』にやってきました。

こちらは、全国に約3万あるといわれている稲荷神社の総本宮です。
両脇には、狛犬ならぬ狛狐がお出迎えです。

まずは御本殿にお参りします。
商売繁盛・五穀豊穣の神様とのことですが、やはり今回は疫病退散をお願いしました。

そして伏見稲荷といえばこちら。有名な「千本鳥居」です!
あのお酒のCMで、真田広之さんが歩いていたのが印象的です。

進んでも進んでも、赤い鳥居は続いています。
これまでは人だらけのイメージがあったのですが、人もまばらで写真も撮りやすいです。

途中で、ふと振り返ってみました。
朱一色の鳥居かと思っていましたが、後ろ側には奉納者の名前や日時がそれぞれ刻まれています。
奉納者は後を絶たず、この日も何本かが新しく建てられています。これ以上場所がないのでは?と思うくらいびっしりと立ち並んでいます。

「稲荷山」という山全体が神域で、山の上まで参道は続いています。
途中の「四つ辻」のお茶屋さんを過ぎたところが、大阪方面を一望できる展望スポットになっています。
コロナ疲れの体には、この辺りが限界のようです。この景色をお土産に、ここから引き返すことにしました。

復路は別の道を歩いてみました。
途中でのんびりと寛ぐ猫ちゃんがいました。「なんだか人が少ないな~」なんて考えているのでしょうか…

ようやく山を下りてきました。
最後にもう一度お参りをして伏見稲荷を後にしました。
せっかく伏見方面までやってきたので、近くにある名刹を訪れてみることにします。

二つ目の訪問先は『東福寺』です。
実は電車に乗るよりも歩いたほうが早そうなので、ウォーキングでやってきました。
国宝「三門」の堂々たる姿がお出迎えです。

駅とは反対側からのアプローチでしたが、どうやらこちらが正規の入口のようです。
東福寺という名前は、奈良の東大寺と興福寺から一字ずつを取って名づけられただけあって、まさに大伽藍です。
しかもこの辺りだけなら、無料で入場できるのです。

そして、東福寺といえばやはりこちら。有名な「通天橋」を渡ってみます。(こちらは有料です)
境内に流れる三ノ橋川の上に掛けられた屋根付きの橋です。

通天橋といえば紅葉の名所としてあまりにも有名ですが、夏の緑も素晴らしいです。
青々とした木々には、ものすごいパワーを感じます。

周囲を歩くこともできます。
木漏れ日を浴びながら緑のアーチを散策するのは、なかなか気持ちがいいものです。

最後にもういちど、通天橋を渡ってみます。
しばし時間を忘れて、佇みました。
ちなみにずいぶん前の紅葉シーズンに来たこともありましたので、その時の様子はこちらで御覧下さい。

見どころが多い東福寺ですが、まだまだ続きます。
次は、もう一つの東福寺名物の庭園の見学に向かいます。
~つづく~
『伏見稲荷大社』のHP
『東福寺』のHP
今日は、これまで訪れたことのないところに行ってみたいと思います。
目指すのは、外国人観光客の人気ランキング一位に輝く場所です。これまで敬遠していたのですが、今回はある意味チャンスです。
朝一番で、その『伏見稲荷大社』にやってきました。

こちらは、全国に約3万あるといわれている稲荷神社の総本宮です。
両脇には、狛犬ならぬ狛狐がお出迎えです。

まずは御本殿にお参りします。
商売繁盛・五穀豊穣の神様とのことですが、やはり今回は疫病退散をお願いしました。

そして伏見稲荷といえばこちら。有名な「千本鳥居」です!
あのお酒のCMで、真田広之さんが歩いていたのが印象的です。

進んでも進んでも、赤い鳥居は続いています。
これまでは人だらけのイメージがあったのですが、人もまばらで写真も撮りやすいです。

途中で、ふと振り返ってみました。
朱一色の鳥居かと思っていましたが、後ろ側には奉納者の名前や日時がそれぞれ刻まれています。
奉納者は後を絶たず、この日も何本かが新しく建てられています。これ以上場所がないのでは?と思うくらいびっしりと立ち並んでいます。

「稲荷山」という山全体が神域で、山の上まで参道は続いています。
途中の「四つ辻」のお茶屋さんを過ぎたところが、大阪方面を一望できる展望スポットになっています。
コロナ疲れの体には、この辺りが限界のようです。この景色をお土産に、ここから引き返すことにしました。

復路は別の道を歩いてみました。
途中でのんびりと寛ぐ猫ちゃんがいました。「なんだか人が少ないな~」なんて考えているのでしょうか…

ようやく山を下りてきました。
最後にもう一度お参りをして伏見稲荷を後にしました。
せっかく伏見方面までやってきたので、近くにある名刹を訪れてみることにします。

二つ目の訪問先は『東福寺』です。
実は電車に乗るよりも歩いたほうが早そうなので、ウォーキングでやってきました。
国宝「三門」の堂々たる姿がお出迎えです。

駅とは反対側からのアプローチでしたが、どうやらこちらが正規の入口のようです。
東福寺という名前は、奈良の東大寺と興福寺から一字ずつを取って名づけられただけあって、まさに大伽藍です。
しかもこの辺りだけなら、無料で入場できるのです。

そして、東福寺といえばやはりこちら。有名な「通天橋」を渡ってみます。(こちらは有料です)
境内に流れる三ノ橋川の上に掛けられた屋根付きの橋です。

通天橋といえば紅葉の名所としてあまりにも有名ですが、夏の緑も素晴らしいです。
青々とした木々には、ものすごいパワーを感じます。

周囲を歩くこともできます。
木漏れ日を浴びながら緑のアーチを散策するのは、なかなか気持ちがいいものです。

最後にもういちど、通天橋を渡ってみます。
しばし時間を忘れて、佇みました。
ちなみにずいぶん前の紅葉シーズンに来たこともありましたので、その時の様子はこちらで御覧下さい。

見どころが多い東福寺ですが、まだまだ続きます。
次は、もう一つの東福寺名物の庭園の見学に向かいます。
~つづく~
『伏見稲荷大社』のHP
『東福寺』のHP