『春の台湾縦断の旅』 第4日目②~第5日目(最終日)
春の台湾縦断の旅、四日目の後半です。
中正記念堂の見学を終えたころはもう夕方で、雨が降り始めました。
台北の見どころは一通り回っているので、残りの時間はグルメ探求に充てたいと思います。
まずは念願の「胡椒餅」です!
選んだお店は台北駅の近くの『福州世祖胡椒餅』です。
前回の訪問で士林夜市の屋台で頂いて、とても気に入っていたお店です。

お店というよりは小さな屋台のような感じで、目の前でどんどんと作ってくれます。山盛りの野菜とお肉を混ぜて皮に包むと、奥にある釜の内側にペタペタと貼りつけていきます。しばらくするとこんがりと焼きあがってきます。
アツアツの胡椒餅を火傷しないように気を付けて、かじります。小麦の香ばしい香りが広がります。それから、ジュワっと肉汁と餡が出てきました。美味しいくて、夢中で食べてしまいました。

ホテルに戻ったら、もうすっかり夜になっていました。
最後の夕食ですが、疲れも溜まっているのであまり遠出せずに済ませたいと思います。
初日に食べて美味しかった「黄記魯肉飯」を覗いてみたのですが、夜はすぐに閉まるようです。
そこで、少し歩くのですが、もう一つの魯肉飯の人気店を訪れることにしました。

こちらがその店、『丸林魯肉飯』です。すごく立派な店構えです。
時間が遅かったから品数は少なかったですが、カウンターを指差しながら野菜料理も選んでみました。魯肉飯も美味しくて、野菜料理は薄味でヘルシーなお食事を頂くことができました。

やはり量が少なめの魯肉飯なので、もう少しお腹には余裕があります。
いつの間にか『雙城夜市』に足が向かってしまいました。初日は眺めるだけでしたが、今夜こそチャレンジしてみたいと思います。

品定めしながら歩いていると、テキパキと餃子や麺類を作っている屋台に出会いました。
目の前のテーブルで食べている皆さんの表情も笑顔なので、期待ができそうです。

水餃子をテイクアウトしました!
お供には「18天台灣生啤酒」を選びました。賞味期限がなんと、たったの18日という台湾ビールの生ビールです。
ツルンとした餃子は、野菜たっぷりで箸が進みます。ビールもプレミア感があって、ビール、餃子、ビール、餃子の繰り返しであっという間に完食です。

朝になりました。いよいよ帰国日ですが、早起きしてチェックアウト前にお出かけします。
最後にお参りをしたいと思い、有名なパワースポットの『行天宮』に向かいました。

信心深い台湾の方達だけあって、朝から参拝客で賑わっています。
ここ行天宮は関羽が祀られている商売の神様です。ちゃんとお給料がもらえて、もう一度台湾に来ることができるようにとお願いしました。

もちろんこの辺りに来たのは、お参りのためだけではありません。
最後の朝食に選んだお店は、『喜多士豆漿蛋餅』です。

最終日にして、ようやく旅の目的のひとつ鹹豆漿を食べることができます!
ザーサイや油條や小エビ等が入っている、このトロンとかたまりかけたような温かい豆乳が日本にも上陸すれば良いのにと、秘かに願っています。
鹹豆漿の他にも、もち米の台湾風おにぎりや、蛋餅を頂きました。
人気店のようで、近隣の方や出社途中の方々がひっきりなしに訪れて持ち帰りをされていました。

チェックアウトを済ませて、いよいよ桃園空港へ向かいます。
ホテルの目の前のバス停から空港行のバスに乗れるので、とても便利でした。

さっき朝ごはんを済ませたばかりですが、フードコートを覗いているとお腹が空いてきました。
名残惜しさもあって、台湾でもう一食頂いてから帰ることにしました。
日本にも進出している『春水堂』というお店で、麺を頂きました。
この麺がツルツルモチモチでしっかりとした腰があります。台湾にしては珍しくしっかりとした味付けで、麺と具を混ぜて頂くと、ピリ辛風味で美味しいです。
台湾は最後まで食で楽しませてくれますね!

我が家にとっての二度目の台湾は、新幹線での縦断やグルメ散策ととても充実した旅になりました。
ますます台湾が気に入ってしまいました。
まだまだ行きたい場所も見つかってきたので、数年に一度のペースでコツコツ再訪して、少しずつ極めていきたいと思います!!
中正記念堂の見学を終えたころはもう夕方で、雨が降り始めました。
台北の見どころは一通り回っているので、残りの時間はグルメ探求に充てたいと思います。
まずは念願の「胡椒餅」です!
選んだお店は台北駅の近くの『福州世祖胡椒餅』です。
前回の訪問で士林夜市の屋台で頂いて、とても気に入っていたお店です。

お店というよりは小さな屋台のような感じで、目の前でどんどんと作ってくれます。山盛りの野菜とお肉を混ぜて皮に包むと、奥にある釜の内側にペタペタと貼りつけていきます。しばらくするとこんがりと焼きあがってきます。
アツアツの胡椒餅を火傷しないように気を付けて、かじります。小麦の香ばしい香りが広がります。それから、ジュワっと肉汁と餡が出てきました。美味しいくて、夢中で食べてしまいました。

ホテルに戻ったら、もうすっかり夜になっていました。
最後の夕食ですが、疲れも溜まっているのであまり遠出せずに済ませたいと思います。
初日に食べて美味しかった「黄記魯肉飯」を覗いてみたのですが、夜はすぐに閉まるようです。
そこで、少し歩くのですが、もう一つの魯肉飯の人気店を訪れることにしました。

こちらがその店、『丸林魯肉飯』です。すごく立派な店構えです。
時間が遅かったから品数は少なかったですが、カウンターを指差しながら野菜料理も選んでみました。魯肉飯も美味しくて、野菜料理は薄味でヘルシーなお食事を頂くことができました。

やはり量が少なめの魯肉飯なので、もう少しお腹には余裕があります。
いつの間にか『雙城夜市』に足が向かってしまいました。初日は眺めるだけでしたが、今夜こそチャレンジしてみたいと思います。

品定めしながら歩いていると、テキパキと餃子や麺類を作っている屋台に出会いました。
目の前のテーブルで食べている皆さんの表情も笑顔なので、期待ができそうです。

水餃子をテイクアウトしました!
お供には「18天台灣生啤酒」を選びました。賞味期限がなんと、たったの18日という台湾ビールの生ビールです。
ツルンとした餃子は、野菜たっぷりで箸が進みます。ビールもプレミア感があって、ビール、餃子、ビール、餃子の繰り返しであっという間に完食です。

朝になりました。いよいよ帰国日ですが、早起きしてチェックアウト前にお出かけします。
最後にお参りをしたいと思い、有名なパワースポットの『行天宮』に向かいました。

信心深い台湾の方達だけあって、朝から参拝客で賑わっています。
ここ行天宮は関羽が祀られている商売の神様です。ちゃんとお給料がもらえて、もう一度台湾に来ることができるようにとお願いしました。

もちろんこの辺りに来たのは、お参りのためだけではありません。
最後の朝食に選んだお店は、『喜多士豆漿蛋餅』です。

最終日にして、ようやく旅の目的のひとつ鹹豆漿を食べることができます!
ザーサイや油條や小エビ等が入っている、このトロンとかたまりかけたような温かい豆乳が日本にも上陸すれば良いのにと、秘かに願っています。
鹹豆漿の他にも、もち米の台湾風おにぎりや、蛋餅を頂きました。
人気店のようで、近隣の方や出社途中の方々がひっきりなしに訪れて持ち帰りをされていました。

チェックアウトを済ませて、いよいよ桃園空港へ向かいます。
ホテルの目の前のバス停から空港行のバスに乗れるので、とても便利でした。

さっき朝ごはんを済ませたばかりですが、フードコートを覗いているとお腹が空いてきました。
名残惜しさもあって、台湾でもう一食頂いてから帰ることにしました。
日本にも進出している『春水堂』というお店で、麺を頂きました。
この麺がツルツルモチモチでしっかりとした腰があります。台湾にしては珍しくしっかりとした味付けで、麺と具を混ぜて頂くと、ピリ辛風味で美味しいです。
台湾は最後まで食で楽しませてくれますね!

我が家にとっての二度目の台湾は、新幹線での縦断やグルメ散策ととても充実した旅になりました。
ますます台湾が気に入ってしまいました。
まだまだ行きたい場所も見つかってきたので、数年に一度のペースでコツコツ再訪して、少しずつ極めていきたいと思います!!
『春の台湾縦断の旅』 第4日目(台北編)①
久しぶりに台湾旅行の記事に戻ります。春の台湾旅行の四日目です。
今日は高雄を後にして、再び台北に戻ります。
朝一番に新幹線に乗り込みます。お目当ての駅弁はまだ売っていません。そこで、セブンイレブンの肉まんを買ってみました。
さすがに台湾なのかセブンなのかは分かりませんが、これが結構おいしいです。

新幹線とバスを乗り継いで、再び今宵の宿のサンルートホテルに戻ってきました。
決して豪華ではありませんが、便利な立地と日本語が通じるので、とても気に入っています。

ホテルに荷物を預けたら、さっそく市内観光にお出かけです。今日のランチのテーマは、ずばり「小籠包の食べ比べ」です!
まずは前回の旅の時から行ってみたかったお店、『小上海』です。
ホテルの前からバスに乗り、うまい具合に乗り換えなしでお店のすぐ側まで来ることができました。

店頭で人数を告げると、「ちょっと待って」と言われて、テーブルの用意が整ったら通されました。地元の方に交じって日本からのお客さんもちらほらいらっしゃいます。
日本語のメニューを受け取って早速注文します。セルフのお茶と、小菜コーナーのきゅうりのたたきを持ってきてつまんでいると、、春雨スープに湯葉やお揚げさんが入っている油豆腐細粉が出てきました。薄味で美味しくてスルスルと箸が進みます。

しばらくすると、小籠包が出てきました。少し厚めの皮をちょっとかじると、ホタテ風味のスープがジュワっと出てきました。
アツアツのスープをすすりながら、生姜やタレを絡めてパクパクと食べ進みます。

ついついお腹いっぱいまで食べてしまいそうになりますが、グッと我慢です。そして近くにある二軒目のお店に向かいます。
すぐ近くに新店舗がオープンした、こちらも人気店の『蘇杭點心店』(民生支店)です。

こちらは今どきの新しくてお洒落なお店という感じです。
こちらも日本語のメニューが用意されていました。大好物の酸辣湯を頼んでみました。
辛味と酸味と旨みが混じったとろみのあるスープです。体が中からポカポカと暖まってきました。

こちらでも小籠包を頼んでみます。
薄めの皮で、お肉のスープが染み出ています。小上海と甲乙つけがたい美味しさです。

美味しい小籠包を満喫しお腹一杯ではありますが、やはりデザートは別腹です。
これまた近くにあるパイナップルケーキの名店、『微熱山丘』に向かいます。
この辺りは松山空港の近くなのですが、お値段の都合で桃園空港を利用する我が家には、これまで縁のなかったエリアです。このお店には、帰国便の出発待ちで立ち寄る日本の方も多いそうです。

このお店の最大のウリは、お洒落なカフェ風の店内での試食です!
このようにお茶と一緒に高級パイナップルケーキが丸ごとひとつ試食できます。寛げる空間で、旅の緊張や疲れを癒してくれます。
もちろん職場へのお土産に、たっぷりと購入しました。ところがこのお店のパイナップルケーキは重たく、持ち歩きが結構大変です。帰国直前に購入される方が多い理由が分かったような気がします。

すっかり膨らんだお腹を抱えて観光に出発です。
バスを乗り継いてやってきたのは『迪化街』で、乾物、高級食材、漢方薬等の老舗がずらりと並ぶ、台北で最も古い問屋街です。
軒先に並ぶいろんなものを眺めて歩くと、いつまでも飽きることがありませんでした。

その後は、やっぱり台湾らしい場所にも行っておこうということで、「自由廣場」を再訪しました。
相変わらず広々としていて、気持ちがいい場所です。

広場の奥にあるのは、もちろん『中正紀念堂』です。
蒋介石の享年と同じ数の89段の石段を登って、内部に入ってみます。

記念堂の内部では、折よく衛兵交代の儀式が行われていました。
前回も見学したのですが、相変わらずキビキビとした動きで、見ている側の気持ちもピリッと引き締まります。

この後は、旅の最後の夜になります。
まだまだ台湾グルメを食べたりないので、しっかりと食べて飲んで楽しんでから帰りたいと思います。
~つづく~
今日は高雄を後にして、再び台北に戻ります。
朝一番に新幹線に乗り込みます。お目当ての駅弁はまだ売っていません。そこで、セブンイレブンの肉まんを買ってみました。
さすがに台湾なのかセブンなのかは分かりませんが、これが結構おいしいです。

新幹線とバスを乗り継いで、再び今宵の宿のサンルートホテルに戻ってきました。
決して豪華ではありませんが、便利な立地と日本語が通じるので、とても気に入っています。

ホテルに荷物を預けたら、さっそく市内観光にお出かけです。今日のランチのテーマは、ずばり「小籠包の食べ比べ」です!
まずは前回の旅の時から行ってみたかったお店、『小上海』です。
ホテルの前からバスに乗り、うまい具合に乗り換えなしでお店のすぐ側まで来ることができました。

店頭で人数を告げると、「ちょっと待って」と言われて、テーブルの用意が整ったら通されました。地元の方に交じって日本からのお客さんもちらほらいらっしゃいます。
日本語のメニューを受け取って早速注文します。セルフのお茶と、小菜コーナーのきゅうりのたたきを持ってきてつまんでいると、、春雨スープに湯葉やお揚げさんが入っている油豆腐細粉が出てきました。薄味で美味しくてスルスルと箸が進みます。

しばらくすると、小籠包が出てきました。少し厚めの皮をちょっとかじると、ホタテ風味のスープがジュワっと出てきました。
アツアツのスープをすすりながら、生姜やタレを絡めてパクパクと食べ進みます。

ついついお腹いっぱいまで食べてしまいそうになりますが、グッと我慢です。そして近くにある二軒目のお店に向かいます。
すぐ近くに新店舗がオープンした、こちらも人気店の『蘇杭點心店』(民生支店)です。

こちらは今どきの新しくてお洒落なお店という感じです。
こちらも日本語のメニューが用意されていました。大好物の酸辣湯を頼んでみました。
辛味と酸味と旨みが混じったとろみのあるスープです。体が中からポカポカと暖まってきました。

こちらでも小籠包を頼んでみます。
薄めの皮で、お肉のスープが染み出ています。小上海と甲乙つけがたい美味しさです。

美味しい小籠包を満喫しお腹一杯ではありますが、やはりデザートは別腹です。
これまた近くにあるパイナップルケーキの名店、『微熱山丘』に向かいます。
この辺りは松山空港の近くなのですが、お値段の都合で桃園空港を利用する我が家には、これまで縁のなかったエリアです。このお店には、帰国便の出発待ちで立ち寄る日本の方も多いそうです。

このお店の最大のウリは、お洒落なカフェ風の店内での試食です!
このようにお茶と一緒に高級パイナップルケーキが丸ごとひとつ試食できます。寛げる空間で、旅の緊張や疲れを癒してくれます。
もちろん職場へのお土産に、たっぷりと購入しました。ところがこのお店のパイナップルケーキは重たく、持ち歩きが結構大変です。帰国直前に購入される方が多い理由が分かったような気がします。

すっかり膨らんだお腹を抱えて観光に出発です。
バスを乗り継いてやってきたのは『迪化街』で、乾物、高級食材、漢方薬等の老舗がずらりと並ぶ、台北で最も古い問屋街です。
軒先に並ぶいろんなものを眺めて歩くと、いつまでも飽きることがありませんでした。

その後は、やっぱり台湾らしい場所にも行っておこうということで、「自由廣場」を再訪しました。
相変わらず広々としていて、気持ちがいい場所です。

広場の奥にあるのは、もちろん『中正紀念堂』です。
蒋介石の享年と同じ数の89段の石段を登って、内部に入ってみます。

記念堂の内部では、折よく衛兵交代の儀式が行われていました。
前回も見学したのですが、相変わらずキビキビとした動きで、見ている側の気持ちもピリッと引き締まります。

この後は、旅の最後の夜になります。
まだまだ台湾グルメを食べたりないので、しっかりと食べて飲んで楽しんでから帰りたいと思います。
~つづく~
『春の台湾縦断の旅』 第3日目(高雄・台南編)②
春の台湾縦断旅行の三日目の後半です。
古都台南でランチを終え、午後の観光を続けます。
台南市街の観光地は比較的コンパクトなので、徒歩でも十分に回ることができます。
こちらは日本統治時代の高級料亭「鴬料理」です。現在は公園として開放されています。
内部の見学も可能で、中に入ると日本の演歌が流れています。思わず口ずさんでしまいました。

周辺には歴史ある寺院が点在しています。
こちらは「天壇」です。天壇というと北京にある世界遺産が有名ですが、ここ台南のものも1854年に建てられたそうで、かなりの歴史がありそうです。
道教の最高位の神様である「玉皇大帝」をまつっており、額にある「一」の文字は、台湾で一番美しい一の字なのだそうです。

この日の台南では盛大なお祭りが行われていました。
テレビで見たことのある盛大な爆竹や昼間なのに花火が連発されています。
地元の人たちによる出し物が各寺院をめぐるようで、吹奏楽や仮装行列等が次々と通り過ぎていきます。この娘さんたちは、地元の高校生だと思いますが、可愛らしい踊りを披露して見物客の人気を博していました。

バスを降りて、結構歩いてきました。ようやく台南観光の中心地、『赤嵌楼』に到着です。
台南最古の歴史建造物で、1653年に台湾を占領していたオランダ人よって建てられました。建造当時は「プロビデンシャ城」とよばれていたそうです。

ここでも鄭成功が登場です。鄭成功はもともと明の軍人でしたが、明の滅亡により台湾に渡り、当時台湾を占拠していたオランダ人を追放しました。この像は、その時の様子を再現したものです。
その後は名称を「承天府」と改められ、台湾全島の最高行政機関となったそうです。
オランダ様式、中国様式、さらには日本様式も混在する見応えのある史跡でした。

市の中心部は一通り見終わったので、バスで少し移動します。熱帯だけに台南はかなり暑いです!
ふらふらになりかけていたところで、冷房の効いたバスに救われました。
元気を取り戻したところで、もうひとつの目玉スポットの『安平古堡』にやってきました。
そしてまたしても鄭成功です。碑文には「民族英雄」と刻まれており、ここ台南ではまさに欠かせない人物のようですね。

安平古堡は台湾最古の城塞で、やはりオランダ人により17世紀に建造されました。
当時は「セーランジャ城」と呼ばれ、植民統治と貿易の拠点として使用されていました。
鄭成功がオランダ勢力を駆逐した後は、「安平城」と改名し鄭氏政権3代にわたって支配者の居城となり「王城」と呼ばれるようになりました。要塞だけに、当時はこのように大砲も備えられていたそうです。

展望塔が設けられていたので、登ってみました。
それほど高いわけではありませんが、台南の町並みを360度見渡すことができました。台北や高雄と違い、やはり台南の風景ははややレトロな感じがします。

ほんの一か所だけですが、オランダによる築城当時の城壁が残されていました。

さて、かなり充実した台南観光を終えて、そろそろ宿のある高雄に戻りたいと思います。
再び高鐵のシャトルバスを拾い、台南駅から高雄駅へと新幹線で帰ってきました。

日中はあれほど暑かった台南と高雄ですが、日が暮れると急に気温が下がってきました。調子に乗って短パンTシャツの主人は今度は寒がり始めました。ホテルに服を取りに戻るのも面倒なので、我慢してもらい夕食に向かいます。
ここは地下鉄「美麗島駅」です。世界最大のステンドグラスアートと言われているようで、駅とは思えない美しさです。今夜のディナーはこの駅の近くのお店です。

ここが今夜のお店、『鄧師傅』です。
そうです、昨日のランチに太平洋SOGOのデパ地下で頂いたお店と同じです。すっかり気に入ってしまったので、今夜は本店の味を堪能したいと思います。

ショーケースには美味しそうなお惣菜が並んでいます。持ち帰りのお客さんも多くて、出来立てのお惣菜が運ばれてきてはカラになっていきます。
我が家も指差しで、セロリの炒め物、スナップエンドウの炒め物、名物の肉団子、鶏料理を選んでみました。どれも出来たてで、とても美味しいです。主人はご飯のおかわりまでしていました。

高雄から台南への日帰りトリップは大成功でした。心配していた高鐵の台南駅から市街地への移動も、シャトルバスの利用でうまくいきました。
明日は高雄に別れを告げて、再び台北に戻って観光を続けます!
~つづく~
古都台南でランチを終え、午後の観光を続けます。
台南市街の観光地は比較的コンパクトなので、徒歩でも十分に回ることができます。
こちらは日本統治時代の高級料亭「鴬料理」です。現在は公園として開放されています。
内部の見学も可能で、中に入ると日本の演歌が流れています。思わず口ずさんでしまいました。

周辺には歴史ある寺院が点在しています。
こちらは「天壇」です。天壇というと北京にある世界遺産が有名ですが、ここ台南のものも1854年に建てられたそうで、かなりの歴史がありそうです。
道教の最高位の神様である「玉皇大帝」をまつっており、額にある「一」の文字は、台湾で一番美しい一の字なのだそうです。

この日の台南では盛大なお祭りが行われていました。
テレビで見たことのある盛大な爆竹や昼間なのに花火が連発されています。
地元の人たちによる出し物が各寺院をめぐるようで、吹奏楽や仮装行列等が次々と通り過ぎていきます。この娘さんたちは、地元の高校生だと思いますが、可愛らしい踊りを披露して見物客の人気を博していました。

バスを降りて、結構歩いてきました。ようやく台南観光の中心地、『赤嵌楼』に到着です。
台南最古の歴史建造物で、1653年に台湾を占領していたオランダ人よって建てられました。建造当時は「プロビデンシャ城」とよばれていたそうです。

ここでも鄭成功が登場です。鄭成功はもともと明の軍人でしたが、明の滅亡により台湾に渡り、当時台湾を占拠していたオランダ人を追放しました。この像は、その時の様子を再現したものです。
その後は名称を「承天府」と改められ、台湾全島の最高行政機関となったそうです。
オランダ様式、中国様式、さらには日本様式も混在する見応えのある史跡でした。

市の中心部は一通り見終わったので、バスで少し移動します。熱帯だけに台南はかなり暑いです!
ふらふらになりかけていたところで、冷房の効いたバスに救われました。
元気を取り戻したところで、もうひとつの目玉スポットの『安平古堡』にやってきました。
そしてまたしても鄭成功です。碑文には「民族英雄」と刻まれており、ここ台南ではまさに欠かせない人物のようですね。

安平古堡は台湾最古の城塞で、やはりオランダ人により17世紀に建造されました。
当時は「セーランジャ城」と呼ばれ、植民統治と貿易の拠点として使用されていました。
鄭成功がオランダ勢力を駆逐した後は、「安平城」と改名し鄭氏政権3代にわたって支配者の居城となり「王城」と呼ばれるようになりました。要塞だけに、当時はこのように大砲も備えられていたそうです。

展望塔が設けられていたので、登ってみました。
それほど高いわけではありませんが、台南の町並みを360度見渡すことができました。台北や高雄と違い、やはり台南の風景ははややレトロな感じがします。

ほんの一か所だけですが、オランダによる築城当時の城壁が残されていました。

さて、かなり充実した台南観光を終えて、そろそろ宿のある高雄に戻りたいと思います。
再び高鐵のシャトルバスを拾い、台南駅から高雄駅へと新幹線で帰ってきました。



日中はあれほど暑かった台南と高雄ですが、日が暮れると急に気温が下がってきました。調子に乗って短パンTシャツの主人は今度は寒がり始めました。ホテルに服を取りに戻るのも面倒なので、我慢してもらい夕食に向かいます。
ここは地下鉄「美麗島駅」です。世界最大のステンドグラスアートと言われているようで、駅とは思えない美しさです。今夜のディナーはこの駅の近くのお店です。

ここが今夜のお店、『鄧師傅』です。
そうです、昨日のランチに太平洋SOGOのデパ地下で頂いたお店と同じです。すっかり気に入ってしまったので、今夜は本店の味を堪能したいと思います。

ショーケースには美味しそうなお惣菜が並んでいます。持ち帰りのお客さんも多くて、出来立てのお惣菜が運ばれてきてはカラになっていきます。
我が家も指差しで、セロリの炒め物、スナップエンドウの炒め物、名物の肉団子、鶏料理を選んでみました。どれも出来たてで、とても美味しいです。主人はご飯のおかわりまでしていました。

高雄から台南への日帰りトリップは大成功でした。心配していた高鐵の台南駅から市街地への移動も、シャトルバスの利用でうまくいきました。
明日は高雄に別れを告げて、再び台北に戻って観光を続けます!
~つづく~