『悠久のエジプト・ナイル川紀行』 第5日目②

悠久のエジプト・ナイル川紀行、五日目の続きです。
アスワンからはるかに離れた、ここアブシンベルの観光中です。

ラムセス2世の「アブ・シンベル大神殿」の見学の後は、すぐお隣の神殿を訪れます。
こちらは、『アブ・シンベル小神殿』になります。

小といっても、同じくらいの規模です。
こちらには、相変わらずのラムセス2世の像以外に、もう一人の像が建てられています。

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それは、王妃のネフェルタリです!
100人以上もいた!?というラムセス2世の妻の中で、最も愛されたと言われている王妃です。

先日訪れた、ルクソールの王妃の谷にあったお墓に埋葬されている人物です。
ここヌビアの地は彼女の故郷と言われており、ラムセス2世はこの地に彼女のための神殿を建造したのだそうです。

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中に入ってみます。
こちらの小神殿も、美しいレリーフがたくさん残されています。

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神殿内部にも、いたるところにネフェルタリの姿があります。
エジプトを象徴するロータス(蓮)の花を手にしています。

先日お墓参りをしたおかげで、シルエットだけで、彼女のことが分かるようになりました。

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色んなレリーフです。
ネフェルタリと大王ラムセス2世が至るところに刻まれています。

この頃になると古代エジプトへの理解が進み、いろんな模様の意味が分かるようになってきました。

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再び外に出てきました。二つの神殿の位置関係は、このような感じです。
とにかく、雄大の一言ですね。

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振り返ると、そこには広大なナスル湖が広がっています。
あのアスワン・ハイ・ダムによって造られた湖です。アスワンから300kmも離れたこの地でも、これだけ巨大な湖になっています。

古代エジプトの遺跡もすごいですが、現代のダムも日本では考えられないほどの規模を誇っています。

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湖畔に立ち、少し引いた位置から小神殿を眺めてみます。
6体の像のうち、4体がラムセス2世、2体がネフェルタリで、ファラオが王妃を挟む形で立っています。

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こちらは、大神殿です。
ラムセス2世の像の高さが約22mですが、それが小さく見えるくらいの規模です。

お隣はもうスーダン、思えば本当に遠くまでやってきました。

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そろそろ集合時間が近付いてきました。バスに戻りたいと思います。
こちらは、遺跡の裏側です。

移設した神殿を守るために、コンクリート製のドームで覆うように造られているのだそうです。

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入場ゲートのところに移設前の姿を映した写真が飾られていました。
本当にナイル川の畔に神殿が築かれている様子が分かります。

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こちらは大神殿です。確かに左から2番目の大王の像は、崩れ落ちていますね。
そして、従前のこの位置から、なんと60mも高い場所に移動させたのだそうです!!

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見学を終えて、船が待つアスワンに向けて、再び3時間の砂漠ドライブです。
道中は、ほとんどずっとこの様な景色が広がっていました。

途中で、砂漠の中の蜃気楼を見ることができました。本当に湖が広がっているように見えます。
喉が渇いた砂漠の旅人には、オアシスに見えてしまうのも無理はありませんね。

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そして、クルーズ船での最後の夜です。
今夜は「ヌビアパーティ」が開催されました。ヌビア人の方に合わせてヌビア語?の早口を練習したり、ダンスをしたりと、なんとも不思議なイベントでした。

明日は早起きして飛行機でカイロに向かいます。
残り二日、いよいよ旅のラストスパートに入ります!!

~つづく~

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『悠久のエジプト・ナイル川紀行』 第5日目①

悠久のエジプト・ナイル川紀行も五日目に入ります。
そして、ナイル川クルーズとしては最終日です。

朝目を覚ますと船は停泊しています。ゴールのアスワンの町です。
今日は早朝のこの町を出発して、ロングドライブでの観光です。

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まずは市内の観光からです。近くの採石場の跡地にやってきました。
アスワンは花崗岩の産地で、古代のピラミッドや神殿の石材は、ここからナイル川の船で運んでいたのだそうです。

ここでは、『未完成のオベリスク』(切りかけのオベリスク)を見ることができます。

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あのハトシェプスト女王の命により作業が開始された巨大オベリスクですが、作業中にひびが生じたため中止されました。
完成していれば高さは約42mにもなったそうです。先日のカルナック神殿のものよりも10m以上も高いものです。

先端部分に立っている人達と比べると、大きさがよく分かりますね。

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次にやってきたのは、『アスワン・ハイ・ダム』です。
教科書でもお馴染みの、ナイル川に築かれたダムです。

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ナイル川の氾濫を防止するために、1970年にナセル大統領によって完成されました。当時は国際的にもいろいろと揉めた結果、当時のソ連の援助によって完成しました。

幅980m、高さ110mの巨大なダムで、水力発電も行われています。
軍事的にも重要な拠点のため、駐留する軍隊により厳重に守られています。

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このダムに堰き止められたことにより、上流部分にエジプト南部からスーダン北部にわたる長さ550km、面積5,250km²の巨大な人造湖「ナセル湖」が誕生しました。

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さあ、ここからスーダンとの国境近くの町まで往復600km弱のロングドライブに出発します。

御覧のように灼熱のサハラ砂漠の中の一本道をひたすら進みます。
まるで昔のカップヌードルのCMに出てきた、あの「パリ・ダカールラリー」に出場しているような感じです。

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バスの車内には、いつものツーリストポリスに加え、交代用のドライバー、さらにはメカニックの方まで乗り込んでいます。
メンバーまでパリダカ仕様のようです。「ちょっとオーバーかな?」と思っていると、前方に車が停まっています。

近づいて見ると、トラックの故障を直しています。
どうやら、本当に必要になるようです。。。

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約3時間のノンストップの長旅を終えて、ようやく本日の目的地に到着しました。
『アブ・シンベル大神殿』です!!

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アスワンから南に280km離れたこの地は、かつて「ヌビア」と呼ばれていました。
ここに、あのラムセス2世がエジプトと自らの威光を示すために巨大な神殿を築いています。

神殿の正面には4体の巨大なラムセス2世の像が築かれています。

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実はこの神殿は、先ほどのアスワン・ハイ・ダムの建築に伴い水没の危機に瀕しました。
ユネスコの協力を得て、遺跡を細かく切断して高台に移設して組み立てなおすという驚くべき方法で保存されています。

左から二番目の像の頭部が崩れ落ちていますが、このままの状態で復元したのだそうです。

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この神殿か広く知られるようになったのは19世紀に入ってからで、それまでは「幻神殿の伝説」として語り継がれるだけの存在でした。

1813年にスイス人の探検家により発見され、すべての砂が除去されて全貌を現したのは20世紀に入ってからです。

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まさに世紀の大発見です!

それにしても、よくこの「人類の宝」を水没から救ってくれたものです。それ自体も世紀の大プロジェクトですね。

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それでは入場してみます。やはりこの神殿の内部もスマホなら撮影OKになりました。

この神殿は、砂岩をくり抜いた岩窟神殿です。内部の列柱室にはオシリス神の姿をしたラムセス大王の像が、左右に4体ずつ建てられています。

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暗くて少しボケてしまいましたが、こちらは有名なレリーフです。
戦車に乗って戦場を駆け巡るラムセス2世の雄姿が描かれています。

やはり当時のファラオは肉体的にも強くなければ務まらなかったようです。

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壁面には、このような神々の姿がびっしりと刻まれています。
それでは、神殿の最も奥にある「至聖所」に向かいましょう。

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至聖所には4体の像が置かれています。
右から順に、ラー・ホルクアイ神、ラムセス2世、アメン神、ブタハ神の神様たちです。

年に2回、2月と10月には神殿の入口から太陽が差し込み、これらの像を照らす仕組みになっています。しかも一番左のブタハは闇の神でもあるため、光が当たらないようになっているそうです。(ライトで様子が再現されています)

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古代エジプト文明の高度さには、あらためて感嘆させられます。
この後は、すぐお隣にある「アブ・シンベル小神殿」を見学します。

こちらも素晴らしいですよ!

~つづく~

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『悠久のエジプト・ナイル川紀行』 第4日目②

悠久のエジプト・ナイル川紀行、旅の四日目の続きです。
エドフの町を離れた船は、しばらくナイル川を遡っていきます。

夕方までは、のんびりとクルーズを楽しみます。
しばらく進むと、岸辺に何かが見えてきました。よく目を凝らすと、駅のようです。
めったに列車は来なさそうですが、黒い服を着た女性が列車を待っているようです。

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こちらは、建設中の橋です。先端に立っている作業員の方が手を振ってくれました。
思えばルクソール出航以来、ほとんど橋は無かったようです。この橋が完成すると、周辺の町の生活は一変するのでしょうね。

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夕方まで何も無いので、ガイドさんの計らいで臨時の「船内見学ツアー」が開催されました。
レストランの厨房やブリッジを案内してもらいました。

この方がベテランの船長さんです。
ブリッジというと、大きな舵輪をくるくる回しているようなイメージがあったのですが、ちょっと違いました。
どちらかというと、電車の運転席のような感じでした。

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夕方になり、ようやくコム・オンボの港に到着しました。
クルーズ船団の向こうに、目指す神殿の姿も見えています。

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港の反対側を振り返ると、ちょうど夕暮れ時になっています。
この旅で初めての、トワイライト観光に出発しましょう。

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こちらが目的地の『コム・オンボ神殿』です。
夕日を浴びて、黄金色に輝いています。

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ここコム・オンボ神殿も、先ほどのエドフ神殿と同じ時代の、約2000年前に完成しています。
この神殿には、主に二つの神様が祀られています。

お馴染みのホルス神とワニの姿の「セベク神」です。
もともとは仲の悪かった二人(神?)ですが、仲直りを祝してこの神殿に祀られているそうです。

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天井の部分には、きれいな色彩が残されています。
翼を広げた鳥と、緑の背景をはっきりと見ることができます。

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さて、このズラリと並んだ紋様は何を表しているのでしょうか??

実は、これは古代の「カレンダー」なのです。
古代エジプトでは、農業のために暦も発達したのだそうです。

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併設されている博物館に入場してみました。
ここには、なんとワニのミイラが展示されています!

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神様でもあるワニは、人間同様にミイラにされたそうです。このように、人間と同じような姿で作成・保存されています。

最初に発見した人は、布を剥がしてさぞかしびっくりしたことでしょう!?

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外に出てみると、大きな井戸のようなものがありました。
これは「ナイロメーター」という名前で、ナイル川の水位を図る施設です。

このナイロメーターでナイル川の氾濫を予測し、水位次第で税金の金額を変えたのだそうです。
古代エジプトは、なんと高度な文明社会だったのでしょう!

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神殿の正面に戻ってきました。
見ると、きれいにライトアップがされています。

遅れて着いたクルーズ客にも対応できるように、夜も見学ができるように配慮されています。

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ナイル川を振り返ると、日没後のマジックアワーの眺めです。
日頃の東京の暮らしでは、日の出や夕暮れを眺めることはあまりありませんが、ここでは毎日見ることができます。

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夜の神殿は、とても神秘的です。
もう少し時間があるようなので、もう一度見学してみようと思います。

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大賑わいだった観光客もめっきり減り、静かに見学することができました。
いつの時代にいるのかが分からなくなるような感覚を覚えます。

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ライトアップされたことでレリーフの印影がくっきりと表れ、美しさが際立ちます。
ずっと眺めていても、飽きることがありません。

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見学を終えると、目の前にクルーズ船が停泊しているのでとても楽です。
ディナーの後は、「ガラベーヤ・パーティー」が開催されました。

ガラベーヤはエジプトの民族衣装です。船のスタッフは皆さんガラベーヤを身に着けていますが、実際はクジ引き大会でした。
一枚5$のクジを我が家も一枚ずつ購入しました。すると、運よく私がガラベーヤを当てました!

ところが、これがかなりサイズが大きい男性用です。結果的に主人のものになってしまい、本人は大喜びでした。次にエジプトに来る機会があれば、着て歩きたいと張り切っているようです。

こうしている間にも船は進んでいます。
明日はいよいよクルーズの終点、アスワンに到着します。

~つづく~

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『悠久のエジプト・ナイル川紀行』 第4日目①

悠久のエジプト・ナイル川紀行、旅の四日目に入ります。
朝、目を覚ましてカーテンを開けると、ちょうどナイル川越しに日が昇ってきました。

どうやら夜のうちに、船は停泊していたようです。
今朝は、このエドフの町の観光からスタートです。

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朝食を済ませて、上陸します。船着き場には、続々と馬車がやってきます。
今回は、この馬車に乗って目的地の神殿に向かいます。

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走り出しました。
御者の方はムハンマドさん(エジプトで一番多い名前だそうです)、お馬さんはフェラーリという名前です。(本当の名前なのか、ジョークなのかは不明ですが…)

ところがこのお馬さん、フェラーリどころかかなりくたびれています。
次々と元気な馬車に抜かれていきます。そのたびにお尻をムチで叩かれるのが気の毒でした。

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のんびりと15分程進み、目的地に到着しました。『エドフ神殿』です。
エジプトの数多い神殿の中でも、最も保存状態が良いものの一つに数えられています。

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塔門の様子です。
高さ44m、幅137mと巨大で、昨日訪れたカルナック神殿よりも横幅は上回っています。

2000年以上前に完成した神殿ですが、塔門は今でもほぼ完全な形で残されています。
実は、長い年月の間にすっかり砂に埋もれてしまっていたようで、結果的にはそれが良かったようです。

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このエドフ神殿には、ハヤブサのホルス神が祀られています。
そのため、地名のエドフではなく「ホルス神殿」とも呼ばれています。

塔門の壁には、大きなホルス神が刻まれています。

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塔門をくぐると、広い中庭に出ました。
この先は、神殿の内部の「多柱室」になります。

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入口の両脇には、大きなホルス神の像が門番のように立っています。
左側のこの像は特に保存状態が良いらしく、ほぼ完全に美しい姿をとどめています。

長い列に並んで、我が家も記念撮影を行いました。なんとも可愛らしいお姿です。

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内部の様子です。かなりの天井の高さです。
皆さん朝に一斉に到着したクルーズ船のお客さんでしょうか、かなりの人数で混みあっています。

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人ごみの先には、神殿中心部の「至聖所」がありました。
ここには、レバノン杉で造られた聖船が安置されています。

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見どころは内部だけではありません。
壁面には、びっしりと立派なレリーフが刻まれています。

ただ、よく見ると大部分の顔の部分が削られています。これは、後にやってきたキリスト教徒の仕業です。とても残念ですね。

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といっても、さすがに全部は削れなかったか、このように美しい姿をとどめているものもたくさん残されています。

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このような彫刻がすべての壁面に施されています。
一体どれほどの時間と手間がかかったことでしょう。この姿を長い間保存してくれた砂漠の砂に感謝ですね。

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塔門に入る手前の部分にも、立派な建物が残されています。

そして、2000年前のものというのは、エジプトの遺跡の中では「新しいもの」の部類に入るということが驚きです。

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見学を終えると、再び馬車に乗り込みます。往路と同じムハンマド&フェラーリ号です。
道中のエドフの町の様子です。のんびりとした風情の町です。中心には立派なモスクがあります。

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観光を終えて、船に戻ってきました。朝からすみません、ビールで乾杯です!
ナイル川を眺めながら、持参したスーパードライを頂きました。乾燥したエジプトにはピッタリの味わいです。

ちなみに、エジプトには一人1リットルのお酒の持ち込みが可能なのです。虎の子の一本をここで投入しました。(入国時にはとくにチェックも質問もされませんでした)

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この後は、再び出航して夕方まではのんびりクルーズです。
移動しながらもゆっくりと休憩ができるのは、クルーズ旅の魅力ですね。

~つづく~

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『悠久のエジプト・ナイル川紀行』 第3日目②

悠久のエジプト・ナイル川紀行、旅の三日目の続きです。
午前中の神殿見学を終えて、引き続きオプションツアーに向かいます。

再びナイル川を西岸に渡り、『王妃の谷』にやってきました。
昨日訪れた「王家の谷」が歴代のファラオの埋葬地ですが、こちらには歴代の王妃が埋葬されています。王家の谷と比べると、訪れる人は少ないようです。

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お目当てのお墓が混んでいるようなので、別のお墓から見学することになりました。
まずは、「アメンヘルコプシェフ王子」の墓です。

この方はラムセス3世の王子で、15歳という若さでなくなったそうです。
まだ若いので王家の谷ではなく、こちらに葬られたようです。
内部には、実際の石棺やきれいな壁画が残されています。

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次は、ラムセス3世の王妃で、先ほどのアメンヘルコプシェフ王子の母親である「ティティ王妃」のお墓です。

ここはかなり傷んでいます。王妃様には大変申し訳ないのですが、次のお墓との比較対象としてご覧ください。

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さて、いよいよ目的のお墓に入場しましょう。
『ネフェルタリ王妃の墓』です。

ネフェルタリは、先ほどいくつもの石像があった「大王」ことラムセス2世の第一王妃です。
ラムセス2世に最も寵愛を受けた美しいお妃だったのですが、若くして世を去ってしまいました。

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中に入った途端に、美しく幻想的な空間が目の前に広がります!
こちらの壁画は「古代エジプトの最高傑作」と言われるほどであり、王家の谷も含めた他のお墓よりも圧倒的に美しいです。

以前は絶対に撮影禁止だったのですが、なぜかこちらも携帯での撮影はOKになりました。

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この方が、ネフェルタリ王妃です。
確かにお美しいですね。

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この壁画では、来世に復活するための呪文を集めた「死者の書」の内容に基づき、王妃が色々な神々に導かれていく様子が描かれています。

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こちらは、冥界の王である「オシリス神」の姿が描かれています。

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お次は、ハヤブサの姿をした天空と太陽の神様、「ホルス神」です。

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ここでは、ホルス神に連れられて、太陽神「ラー」にご挨拶です。

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こちらは、知恵を司る「トト神」です。
死後の世界なのに、現代社会並みにご挨拶と根回しが重要なようです。なかなか大変ですね。

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その他にも、美しい壁画だらけです。
とても全部は紹介しきれないのですが、まとめて御覧ください。

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オプションでしたが、ここは訪れて大・大正解でした。
もしも迷われている方がいらっしゃれば、参考にしてみてください。

少々時間をオーバーするほど、じっくりと見学を終えて、ようやく船に帰ってきました。
時間は午後2時を回ったところで、遅めのランチです。本日は別のエジプトビール、「サッカラ」を頂きます!

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早朝に出発したので、本日の観光はこれで終了です。
そして、我らがクルーズ船がいよいよ出航します!

繋がれていた船団を離れ、ゆっくりと進み始めます。

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ここからは、お部屋でのんびりとクルーズを楽しみましょう。
ベットにゴロリと横になりながら、流れていく景色を眺めます。

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ルクソールを離れてしばらく進むと、もう現代らしいものは何も見えなくなります。
悠々と流れるナイル川と岸辺の木々、そして奥に広がる砂漠がひたすら続いていきます。

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時折、地元の方の小舟と遭遇します。
何やら草のようなものを大量に積んで、どこかに運んでいるようです。きっと昔も今も変わらない光景なんだろうと思います。

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そして夕暮れ時になりました。
我が家の部屋は東向きなので、デッキに上がって眺めてみます。

日が傾くと気温も下がり、川風と合わさってとても気持ちがいいです。

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急に足下が騒がしくなりました。何事かと見下ろすと、物売りの船です。
上流からスッと近づき、こちらの船にロープを引っかけて並走するようです。まるで海賊のようです。

テーブルクロスのようなものをデッキに投げ上げるという強引な商売です。近くにいたスペイン人のグループがたくさんお買い上げになっていました。

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海賊商法に夢中になっていると、あっという間にディナーの時間です。
そして食後には、「カクテルパーティー」が開催されました。

一応アルコール入りもあったので頂きましたが、あまり感じませんでした。そして、船長さんをはじめとしたスタッフの皆さんのご挨拶がありました。

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長い一日は、まだまだ終わりません。
最後にもう一つのイベントが残っています。『エスナの水門』の通過です。

スエズ運河辺りにあるものと同じ仕組みの、いわばナイル川のエレベーターです。
すっかり周囲は真っ暗ですが、水門が近付いてきました。

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ゲート内に入りました。本当にギリギリです。
ナイル川のクルーズ船は、デザインこそ違えどみんな同じような大きさだなと思っていましたが、この水門のサイズが基準になっているようです。なるほど納得です。

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売り子の船の皆さんも、一緒に上流まで上がってきていたのには笑ってしまいました。きっと明朝は、また下りの船にくっついて商売に励まれることでしょう。

素晴らしい遺跡に魅入られた一日でしたが、ネフェルタリに思いをはせながら、静かなナイル川の夜が更けていきます。

明日も楽しみです!!

~つづく~

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プロフィール

ふとかつ

Author:ふとかつ
平凡な日々を記録してして自分の変化を再発見したいと思いブログをはじめました。

大好きな旅行、お酒、美味しいもの、料理、主人の趣味に付合い始めた自転車でのポタリング、その他なんでも気になることを徒然なるままに書き留きめていきたいと思っています。

※当ブログはリンクフリーです。

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